この子は誰の子

 ソシャゲかあ。

 あー。

 小説はアドリブで書くのが正解ですよ。

 プロット?

 読まれてます。

 プロット通りに書いた小説って先の予想がつくんです。

 はあ。

 あー。

 作っていいのは設定資料集ですね。

 あー。

 小説20冊くらい書いてみてください。アドリブで。

 キャラは立ってるけど、中身はプーのはずのです。

 そのキャラクターたちで小説を書き直すんです。

 はあ。

 いやー。聞いた話なので。

 はあ。


 +


 あー。

 はあ。

 藤ヶ森くんには治療系の仲間がいたんでしょうね。

 いえ、料理部の井上先輩以外に。

 切れた手足をくっつける能力者。

 でないと説明はつきませんよ。

 あ。

 異能力高校の関係者に話してます。

 あなたには関係ないですよ。あのまな板使いのことは。


 +


 ふーん。

 あー。

 はあ。

 なるほど。

 はあ。

 広告のやり方ですか。

 いやー。

 広告業界は卑しいからなあ。

 あー。

 タレントですね。

 うん。

 好かれてるタレントに飯を喰わせるのが1番です。

 あー。

 何かグルメってタグがあるらしいですね。

 はあ。

 いや、小説投稿サイトの話です。

 あれの人気タグ見てると頭がくらくらするんですよね。

 いや、ポルノを書くのは自由ですが。

 あー。

 私は読む方がいいな。(ジョーク)

 好きなことを仕事にしたくはないな。(ジョーク)

 うん。

 あー。

 何ですか。

 はいはい。

 いえいえ。

 うーん。

 あー。

 うん。

 はい。

 いえ。

 別に。

 軽蔑はしてませんけど。

 あー。

 軽蔑か。

 これは「デレツン」なんです。

 ええ。

 好感度が下がったんです。

 元から見下してる相手を軽蔑するってないんです。

 ハイエナはハイエナ。

 ライオンが肉を喰ったからって「非道い奴だ」って言わないでしょう。

 あー。

 軽蔑の反対は「諦め」です。

 軽蔑ですか。

 これは誤解を解く余地があるんです。

 まだ試合は終わってません。

 諦めは終わってます。

 もう試合終了です。

 さ。

 甲子園の土集めて帰ってください。

 あー。

 あれオークションに出すのかな。


 +


 愛とか恋とか良くやるわ。

 あー。

 TVに任せておけばいいんですよ。

 書ける奴はいくらでもいます。TV屋の飯の種です。恋愛は。

 真似する必要はないんです。

 あー。

 うーん。

 ふーん。

 へえ。

 そうですか。

 うん。

 なるほど。

 ふーん。

 ビッグになりたいか。

 それで猿真似?

 うん。

 噛み合ってないと言うか。

 この方向性では無理ですよ。

 うん。

 何でこんな作品で1流になれると思うんですか。

 あのー。

 いやー。

 はあ。

 書きたいから書く。

 うん。これならいいんですけど。

 政治的に正しいという意味です。


 +


 はあ。

 あー。

 うーん。

 はいはい。

 いやー。

 うん。

 えー。

 なるほど。

 そうですか。

 へえ。

 俗物め。

 いやー。あなた嫌いだな。

 嫌いです。いやー。

 うん。

 はあ。

 へえ。

 良く言うわ。

 あのさあ。

 えーと。

 うん。

 あー。

 うん。

 えーと。

 はい。

 あのですね。

 えーと。

 お坊ちゃん。

 あのよう。

 えーとさ。

 こちらがキレない内に帰れ。

 何なんだかな。

 あのさあ。

 夢を追う?

 そんなもの偉くないんですよ。

 稼ぐのが偉いんです。

 あのね。

 実際にスターになってからお出でなさい。

 お前はちっぽけです。

 小魚め。

 まったく。

 俗物はこれだから。

 スター?

 はあ。

 あー。

 まあ、一定数必要ですね。

 お前みたいなガキを騙すために。

 出世出来るのは一握りだよ。

 1流大学出ないと駄目だよ。

 お前らは頭が悪いから駄目だよ。

 うん。

 そんなの不公平だと言い出すに決まってるんです。

 馬鹿どもが。

 はあ。

 うん。

 ですから。

 いやー。

 スターを目指すという生き方もあるよ。

 こういう建前をね。

 腹黒いんです。偉い人は。

 私は子供騙しだなーと思うんですが。

 スター?

 もっと難しいだろう。

 アホか。

 そういう感想しかないんですが。

 はあ。

 お前は、まじにスターを目指すんですか。

 これが俺の生きる道ですか。

 はあ。

 いやー。

 はあ。

 清々しいくらい「餌」だな。

 いやー。

 レールの上を行く人生。

 スターに憧れるなんて。

 どこもにでもいる。お坊ちゃん。

 俗物め。


 +


 あのですね。

 偽りの希望でいいんです。

 自己責任だと言える世の中を作ればいいんです。

 お前がスターを目指したのは自己責任です。

 自由な世界って支配者に都合がいいんです。

 人類は、ようやくそれに気付いたみたいですね。

 民衆を潰し合わせておけば良いのです。

 うん。

 人間は王様は尊敬するんです。

 だけど、隣のオッサンが社長になったら許さないんです。

 何て生き物でしょう。

 俗物め。

 ああ。

 うん。

 いやー。

 うん。

 あー。

 うん。

 まあ。その。

 あー。

 うん。

 はあ。

 うん。

 あー。

 いやー。

 はあ。

 へえ。

 ふーん。

 そうですか。

 いやー。はあ。

 ふーん。


 +


 あー。

 うーん。

 奴隷ですか。

 あー。これな。

 せいぜいローマ帝国までだったんですよ。

 はい。

 基本は異民族です。

 軍隊が強いから奴隷は反抗しないんです。

 あー。そうですね。

 これは発見だ。

 奴隷のいる世界には「徴兵制」があるかも知れません。

 コロッセウムも。

 あー。

 剣闘士って分かります?

 グラディエイター。

 戦争捕虜を死ぬまで殺し合いさせるんです。

 うん。

 まあ、広義の奴隷ですね。

 奴隷と結婚する?

 はあ。

 いやー。

 はあ。

 女って鬱陶しいんですが。

 はあ。奴隷ハーレムか。

 案外ないなあ。

 いや。

 古代の人間がやって来たことは「孕ませてぽーい」です。

 あー。

 取っ替え引っ替えです。

 あのですね。

 ハーレムというのは「モテたい」んです。

 愛されたいんです。

 奴隷?

 いえ。

 これは金で買うんです。

 奴隷に愛される? 必要ありません。

「物」なんですから。

 うん。

 物に愛される必要はないんです。反抗の権利なんかありません。

 ハーレムか。

 いやー。

 相手に拒む権利とかありませんし。

 生々しくなって来たな。


 +


 あー。

 うーん。

 いやー。

 はあ。

 有能追放ですか。

 はあ。

 あー。

 温いんでしょうね。その世界。

 信用出来る仲間って金では買えません。

 ウチもなあ。

 人数5人だったんですよ。日本舞踊部。

 弱かった。

 いやー。

 戦力を放出?

 はあ。

 いやー。

 普通はやらないんですけど。

 よっぽど嫌われてるんですね。

 あー。

 うん。

 あのさあ。

 会社とは違うんですよ。

 会社は温い。

 あー、まあ、ホワイトカラーはね。

 死なないし。

 代わりは利く。

 でもなあ。

 冒険者がか。

 冒険者が仲間を切る?

 はあ。

 あー。

 うーん。

 いや。

 1人だけ追放する?

 はあ。

 あのー。

 パーティー解散ではないのですね?

 元のメンバーは全員残留なのですね?

 はあ。

 何だ、そのシチュエーション。

 あー。

 普通やらないと言うか。

 次の冒険が失敗したらリーダーのせいにされますね。

 アイツがいれば、こんなことにならなかったって。

 逆に言えば、これは「ない」んです。

 パーティー全員の目から見て「無能」なんです。

 根回し済み。

 で、「出て行け」。

 いやー。

 何したの。


 +


 あー。

 就業経験はあった方がいいな。

 いやー。

 どんな職場でも「レア」なんですよ。

 学生生活?

 これは「コモン」です。

 はい。

 何も珍しくありません。

 はあん。

 いやー。

 はあ。

 まったくもって。

 いやー。

 うん。

 あー。

 誇りに思っていいんですよ。就職出来たことは。

 それを作品に活かせるかは別として。

 あー。

 はいはい。

 いやー。

 うん。

 ええ。

 まあね。

 ええ。

 まあね。

 分かります。

 ですね。

 ええ。

 こら。

 調子に乗るな。

 あーあ。

 いやー。

 うーん。

 ああ。

 はあ。

 ふーん。

 あー。

 えーと。

 うん。

 はあ。

 ふう。

 あー。

 いやー。

 あのー。

 えー?

 あのー。

 うん。

 あー。

 いやー。

 うん。

 ええー?

 そうですか。

 はあ。

 あのさ。

 前言撤回していいですか。

 あのさ。

 いやー。

 うーん。

 あー。

 うん。

 あのー。

 はい。

 そうですか。

 あー。

 うん。

 いやー。

 うん。 

 あー。

 はあ。

 ですか。

 凄いですね。

 あー。

 うん。

 ねえ。

 しゃべるのって楽しいですか。

 ああ。

 うん。

 ああ。

 あー。

 そうですね。

 ああ。

 ふーん。

 あー。

 いえ。

 あー。

 うん。

 あー。

 いえ。

 いや。

 別に。

 はあ。

 いえ。

 あー。

 うん。

 へえ。

 ほう。

 はあ。

 いやー。

 あー。

 うん。

 別に。

 だから?

 それで?

 あのさ。

 えーと。

 あのう。

 いやー。

 えーと。

 あのさ。

 えっとね。

 あのね。

 えーと。

 うーん。

 何を言えば。

 いやー。

 うん。

 はあ。

 へえ。

 ふーん。

 はあ。

 いやー。

 うん。

 はあ。

 そうですか。

 あー。

 いやー。

 へえ。

 ふーん。

 はあ。

 うん。

 あー。

 えー。

 いやー。

 あのー。

 はあ。

 うーん。

 あのー。

 その。

 えー。

 帰って。


 +


 うーん。

 あー。

 うーん。

 いやー。

 はあ。

 あー。

 うーん。

 貴族なあ。

 うーん。

 なんでや。

 あー。

 酷いな。

 あー。

 これな。

 あー。

 いやー。

 はあ。

 貴族?

 はあ。

 いやー。

 こんな舞踏会。

 あのさ。

 いや。

 あー。

 あの。

 えー。

 いや。

 ええ?

 あー。

 いやー。

 あのさ。

 それよりトイレはどうなってるんですか。この世界。

 いや。

 はあ。

 ふーん。

 はあ。

 いや。

 あー。

 うん。

 へえ。

 あー。

 うん。

 えーと。

 はあ。

 何言ってるんだろう。

 いや。

 はあ。

 あのー。

 いえ。

 あー。

 そうですか。

 はあ。

 いえ。

 まあ。

 別に。

 いえ。

 あのー。

 はあ。

 何でや。

 あのさ。

 うん。

 サメ映画って偉大だな。

 ちゃんと敵が出て来る。

 あのさ。

 婚約破棄?

 つまりボスキャラは、この男?

 はあ。

 あー。

 良く160話まで引き延ばせますね。

 いやー。

 尊敬したくない。

 あー。

 うん。

 何なの。

 いや。

 あー。

 はあ。

 あー。

 うん。

 あのー。

 いや。

 えーと。

 はあ。

 えーと。

 うん。

 あー。

 えー。

 うーん。

 お前さ。

 あのさ。

 えーと。

 その。

 いや。

 アマチュアですか。まあ、いいや。

 いえ、別に。


 +


 あーあ。

 貴族同士で乳繰り合ってる場合かな。

 革命が起きるよ。

 あー。ちょっと待ってね。

 はあ。

 あー。

 教会の権威を覆したのはマルティン・ルターだったな。

 うん。

 あー。

 やっぱり活版印刷か。

 うん。

 あー。

 えーと。

 マリー・アントワネットがギロチンにかけられたのはアレだろ?

 あー。

 何だっけ。

 人は神の前に平等である。

 うん。

 人間平等論が出て来ると革命が起きるんだよな。

 うーん。

 あー。

 思想家か。

 これはな。

 うーん。

 小説に書くのは不向きだろうな。

 いやー、リアルで読めよ。こういうのは。

 人間不平等起源論とか。

 あー。

 王家への不満か。これな。

 やっぱり大航海時代なんだろうな。

 王侯貴族以上の富を持つ商人が出て来た。

 はあ。

 違うのかな。

 うーん。

 あー。

 傭兵団か。正規軍か。

 うーん。国民国家な。

 いやー。難しい。

 どうしよう。

 うーん。

 あー。

 えー。

 はあ。

 うん。

 あー。

 うん。

 貴族かあ。うーん。

 あー。

 ふーん。

 あー。

 いやー。

 うん。

 困ったな。あー。

 この世界な。うん。

 あー。

 うーん。

 へえ。

 うん。

 あー。

 うん。

 どうしような。

 あくまでエンタメなんだよな。

 貴族を殺すか。

 歴史上では事実だけど。

 お説教なんだよな。

 うん。

 お説教になったら、もうエンタメではないんだよ。

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