2024年05月07日(悪魔との戦い)

「さて、ルシファー。約束を果たしてもらおうか」

「阿弐よ。気が付いていないのか?お前と私と悪魔たちとの約束は果たされている」

「どういうことだ?」

「2011年03月11日以降に起きた出来事を思い出してみろ。私たちはお前にチャンスを与えた。だが、その全てをお前が拒絶したのだ」

「まて、私が拒絶したのか?」

「そうだ。他でもないお前が拒絶したのだ。金持ちに成る道も有名人になる道も全てお前が拒絶した」

「待ってくれ、それは天照様の選択ではないのか?」

「違うな、天照ではなく、お前自身が明確に拒絶した」

「どういうことだ?」

「まず言っておく、私たち悪魔は、お前が物心ついた時からずっと悪の道に誘っていた。だが、お前はことごとく拒絶してきた。ようやく、私と契約したと思ったのに、何度誘ってものってこなかった」

「自覚が無い。分かるように説明してくれ」

「良いだろう。今までお前が如何にして悪魔を拒絶してきたのか教えてやる。そして、拒絶したことを自覚したのなら、今度の誘いは断るなよ。お前が拒絶したら私であろうともお前を成功者には出来ないのだからな」

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