第8話 成功と失敗

そして迎えた初のハーフマラソンレースでは、200人弱と参加者が少ない大会だったとはいえ、1時間28分でなんと3位入賞を果たした。(残念ながら1位であろうが表彰もない大会であった。)


正直、初レースでは舞い上がってしまっており、最初の1㎞で4分を切るハイスピードで入り、その後調整を加えて4:15/㎞あたりで最後まで脚が持ってしまい、(正直自分でも驚いた)1時間28分というタイムとなった。ちなみに、その時の目標タイムは1時間35分だった。


ここで気が大きくなった私は11月のフルマラソンでは3時間10分行ける!と息巻き、最低でも3時間30分を目標に掲げて走った。


7,000人規模の大会、公認コースではない(日本陸連などが認めたコースではない)と言え、まぁまぁの規模の大会で、2023年11月5日に開催された大阪・淀川市民マラソンだ。詳しい話はここでは省くが、結果として3時間38分と最低の目標すら達成できず、初マラソン完走の嬉しさとともに、悔しさがこみあげてきて不思議な感覚だった。


それでもやってやったという達成感はあり、ここまでは十分な成功と言えるだろう。


無論、いいことばかりでもない。ウェアやシューズ、ウォッチなど試行錯誤が多かったため、出費はかなりかさんだ。


①ウェア シャツ・パンツ・タイツ・アームスリーブ・レッグスリーブ、ウインドブレーカー、キャップ、ヘアバンド、グローブ、靴下

これらで恐らく、5万円/年


②シューズ

ナイキ ライバルフライ3、ペガサス39

アシックス マジックスピード2、3

ミズノ ウェーブライダー27

プーマ ディビエイトニトロ2

On クラウドモンスター

アディダス Adizero Japan8、Adios Pro3

全部で10万円ぐらいだろうか。だが、これらはまだ今年も使えるので、やはり年間5万円ぐらいの出費になるだろうか。


③ウォッチ

Huawei Band7、WatchFit2

Amazfit Cheetah

Caros PACE3

これらでやはり10万円弱。


ただ、これは私のこれまでの執筆内容をもとに選んでいただければ年間10万円には抑えられるだろう。そして、それは2-3年は追加投資せずに持つ。とてもコストパフォーマンスの良い趣味だと言えるのではないだろうか。


もう一つネガティブポイントを挙げるのなら、やはり怪我だろう。私だと爪が黒くなる、足首が痛くなる、膝が痛くなる、太ももの外側が痛くなるの4点を今までに経験した。私の場合には日常生活には支障のない程度だったが、それでもひどい時には少し足を引きずるような歩き方になってしまった。(太ももの外側は現在進行形で頭の痛い問題だ。)


ネガティブポイントはあるものの、ここまでの自分のパフォーマンス、そしてしっかりした数値が残ること。(VO2Maxなども含んで)これらが走ることへの大きなモチベーションに繋がっていて、今日も私は走ることができると感じるのだ。

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