第204話
♡12Kオーバーのお礼と共にPVも500K大台に行きそうなので合わせてお礼の一話頑張ってみました!!
お読み頂きました皆様にも感謝申し上げます!!
暇つぶしの一助にならば幸いです。
◇~~~~~~◇
越後には7カ月ほど滞在していた。
慶さんは越後にそのまま残り織田と上杉の橋渡し役となるらしいが、別れ際に「また会おう」と言っていた。
同世代の友達で馬も合うので是非ともまた会いたい。
さて、一路長浜を目指す。
途中で柴田さんや又左さんなどの居る北ノ庄城(福井県福井市)にたちより挨拶を済ませた。
上杉の奇襲から救った事など感謝された。
「猿めが敵前逃亡したのは一生忘れん!!」
柴田さんの怒り方は尋常ではなく、お猿さんが改姓した理由等も知るがそれでも許せないらしい。
「柴」の字を後ろに着けたのも気に入らないとのことだ。
うん、多分、お猿さんも「柴羽」では無く敢えて「羽柴」にしたんだろう。
語呂の問題でもあるとも思うが、柴田さんの一字を最初に持って来るのを嫌ったのかもしれないね。
本当に犬猿!!
数日間は北ノ庄に滞在してそれから長浜を目指した。
長浜に着くと大変に歓待された。
お猿さんたちは既に播磨の方に出陣しているそうなので会えなかったが、秀さん(羽柴長秀)とお猿さんの嫁さんの寧々さんに歓迎された。
「長さん、歓迎します!」
「秀さん、暫くお世話になります」
秀さんも播磨に遠征予定ではあるが、追加の第二陣として行くと言うことで現在はまだ長浜に残っていたので会うことが出来た。
実際に播磨で少し苦戦しているとのことで、秀さんが一度こちらで兵を更に募り軍備を再度整えてお猿さんに合流すると言う話らしい。
俺の関与で少し何か変わっているのかもしれないけど、知る由も無し。
まぁ大きな流れは変わっていない模様。
秀さんの話では新しく仲間になった小寺官兵衛(後の黒田官兵衛)が出来る人物で秀さんが補給の意味で丁度長浜に戻った所らしい。
官兵衛って多分、黒田官兵衛だよね?
う~ん・・・誰かに幽閉されるんだったっけ?
そこら辺はあまり詳しく覚えていないな・・・一応はアドバイスだけしておこうかな?
「秀さん、前線に戻られたらその官兵衛殿に幽閉の相が出ているので交渉には気を付けろとお伝えください」
「え?会っても無いのに解るので?幽閉の相・・・初めて聞く相ですね・・・」
「な、何となく・・・相は色々ありますからね、あははははは~」
「解りました!長さんの言うことなので、多分、当るのでしょう」
笑って誤魔化したよ・・・
う~それに、その信頼が何だか凄く痛いわ~俺は前世で歴史の流れを少し知っているだけ・・・まぁ運良く助かれば感謝されるだろう位の軽い気持ち。
俺が関与することで変わる物もあるけど、基本的にはあまり変わらないから少し心配ではあるけど、伝えることは重要。
補給を終えた秀さんは急ぎ播磨へと旅立って行った。
さて、聞いていたが寧々さんと莉里・春麗たちは仲良くなった様で再会を喜び合っている。
そして、美羽も挨拶し仲良く何やら話している。
直ぐに美羽も打ち解け仲良くなった。
滞在して一寸、京にて集中豪雨が起こり被害が出た。
俺の前世の平成の世では地球温暖化の影響とか何やらで集中豪雨とか結構あったけど、この時代でも自然災害はある。
平成などの災害対策がなされている時代ですら甚大な被害が出て居るのに戦国時代ならとんでもない事になっているようで、一時京に向かうのは取り止めて長浜に滞在させてもらえることとなった。
さて、ここは被災地に支援必要だろうと色々手を回したよ。
前世の感覚で持つ者が他人を助ける的な考えから衝動的に提案したけど、「長様らしい」と莉里たちが言い、手配も手伝ってくれたよ。
救援物資って必要だよね~という事で知り合い縁者に声を掛けて京に物資を送った。
京の商人の角倉さんの協力の下、円滑に色々と支援出来たと思うよ。
何故か信長に感謝された。
考えてみれば、現在、京を押さえているのは織田家だったよ。
御呼ばれしたので安土城を見学させてもらうことを考えている。
大部分は完成しているとのことで天守閣から景観を一望するの凄く楽しみ~
藤林の情報網から色々情報がこの間にも入って来る。
九州に戻る予定と伝えたからか九州方面の情報が特に入って来ている。
最新情報の1つに大友宗麟がとうとうキリスト教に改宗したらしい。
改宗も何も既にキリスト教狂いだったがとうとう馬脚を現したようだ。
ドン・フランシスコと洗礼名を貰ったそうだから俺の知る歴史通りとなった。
そんな中、お目出度いニュースが飛び込んで来た。
寧々さんの出産が始まった。
謙信公に酒(「神酒 神饌」)飲ませる時に莉里たちから相談を受けてお猿さんと寧々さんにも子作りの為に飲ませたいと言われたので贈っていた。
千代に聞けば2~3度飲めば授かるだろうと言われたのでそれに従って贈ることとした。
莉里が千代に詳しく聞き寧々さんに手紙を送っていたのでそれが功を奏したのかもね。
その甲斐あって元気な女の子が生まれたよ。
寧々さんにそっくりな赤ん坊だからきっと美人さんになるね~お猿さんに似なくて良かったよ。
子供の名前は「
お猿さんの書状では俺の一字を頂いたとのことだ。
長恵の「恵」の字らしい。
「恵」という字には「めぐみ」という意味もあるが「かしこい・さとい」という意味もあるので良い字だと思うよ~
え?俺が賢くも聡くもないと?・・・さて、本当に良いお名前だな~
さて、そんな折り、今度は東海地方で地震が起こった。
東海地方と言えば家さん(徳川家康)の所だ。
俺はまた知人縁者たちに声を掛けて救援物資を送ったよ。
後日、家さんよりお礼の手紙が届いた。
それから、武田家も一部被害が出たとのことで豊さん(武田信豊)との関係からこちらにも送った。
何か揉めたらしいけど、一応は「災害時に助け合うことは必要最低限」と何かもめ事があった際は俺の名前出してそれ言って収めてねって各部署に通達していたので何とか収まった。
野盗の被害?ふふふふふ~野盗になど見つけ次第駆逐です!!
大昔に語ったかもしれないけど、この時代の野盗などは見つけ次第駆除!Gと同じ!!
さて、それはさて置き、こちらも感謝状が届いたよ。
前世で災害援助して「売名行為だ!!」とか言って騒がれる有名人多かったけど、「しないよりする偽善」だよ!!
しかし、何故かそれにより民衆から俺が変に崇められることとなる。
恥ずかしさから「神仏より言われまして」とか逃げ口上として神様仏様を出したことで更なる出来事に直面するが、この時はまだ何も考えていなかった。
〇~~~~~~〇
今回の話は色々情報満載です!!
さて、秀吉の第一子は女の子で名前を「恵」としました。
今後色々と関わって来ます。
さて、今も地球温暖化で自然災害は起こっています。
実際は地球温暖化と自然災害・・・関係無い様な気もしないではないですけど・・・
自然災害と言うのはそんなの関係なく起こっていますしね。
今年(2024年)も1月に能登半島で地震が起こり新年早々に大ニュースとなりました。
被害にあわれた皆様に今後は幸あらんことを心より願っております。
戦国時代も多くの災害がありましたが、1578年の出来事として京周辺で集中豪雨があり京の地形がすり鉢状の盆地だった為に水捌けが悪く被害が拡大したようです。
また、東海地方で発生した大地震もあり遠江が震源だったようでその周辺に大きな被害が出たようです。
2011年の東日本大震災の時に歌手で俳優の杉良太郎さんが「売名だ!!」と言って騒がれました。
炊き出しをしている最中には「売名ですか?」と聞かれ「売名に決まってるじゃないですか。 あなたも売名でいいからやりなさい。」と返し、注目を集め騒がれました。
私にとってはマスコミと言うものに対して最も嫌悪した瞬間だった気がします。
私も当時は少しでもと思い、私にとってはそれなりの金額を寄付させて頂きましたが、考えてみれば杉良太郎さんのこの一幕を知ってからだった気がします。
杉さんは「ボランティアは一方通行でいいのです。見返りを求める人は、最初からやらなければいいんです。」と言うことも言っておられます。
実にその通りだと思います。
さて、新しい登場人物として小寺官兵衛(後の黒田官兵衛)が出て参りました。
彼は秀吉の知恵袋の一人ですし、後々は九州の大名となりますので関わりが深くなる人物です。
どの様な関りとなるか・・・
次回は主人公以外の話となります。
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