第133話
何時の間にやら♡8,000オーバー!!
応援頂きました皆様感謝!!
お礼の一話は・・・リアルが忙しい為今回はご勘弁を。
暇つぶしの糧にどうぞ!!
◇~~~~~~◇
織田家の活躍が京まで伝わって来た。
墨俣に一夜で城を築いたと言う噂は何時聞いたことか、その勢いのまま一色家を優勢に攻め立て難攻不落と言われた稲葉山城が落ちて美濃国を織田が制したとのことだ。
お猿さんに一夜城の構想を教えたけど有効活用したのかな?
何にしても織田家がこれから台頭して来ることとなるのだろう。
三好家の混乱を利用して覚慶さんが逃亡したと言う噂も聞く。
三好家は俺との騒動で色々疲弊しているのかもしれないな。
足利
知り合いでは、毛利家が尼子を下した噂も耳にした。
早速、小早川さんにお祝いの手紙を送っておいた。
俺も忙しくて忘れていたが、松平家康改め徳川家康になった。
近衛殿下が裏で頑張ってくれたようだ。
家康君からお礼の手紙が届いた。
そこには真里の事などにも触れられていて、協力できることがあれば協力したい旨の事が書かれていたが、今の所特に無いので、改名と官位授与されて良かったね~と言うことと、お気持ちだけ頂いておくというお礼を書いて送っておいた。
序に、服部さんにもお礼の手紙を添えて送った。
そうそう、今年(1567年)は戦国時代の有名人のベビーラッシュだ。
有名どころの人物で言えば、伊達政宗、真田信繁、立花宗茂が生まれた年だ。
立花宗茂は、多分、将来俺の弟子になるのかもね~
ゲームでこの三人が同年生まれなの知って偶々覚えていたから間違いないだろう。
話は変わるが、意外な人物が俺の下にやって来た。
ガスパル・ヴィレラ、ルイス・フロイス、ロレンソ了斎と言う者たちだ。
「オハツニオメニカカリマス」(後は普通に書きます)
「これはご丁寧に」
聞けば、キリスト教の京での布教は将軍様、足利義輝が三好家に殺されてから布教を禁止されているとのことだ。
何故に俺の所に来る?と思ったが、三好日向守同様に、外部の者から見れば朝廷内の実力者的に俺を見ているようだ・・・
あ~考えてみると、メッセンジャーやったし、朝廷の実力者だけでなく天子様の義理の息子だし・・・実状と外部の者が見る俺は違うのかね~・・・
「丸目四位蔵人様!」
「何でしょう?」
「コスメ・デ・トルレスより貴方様は我々に寛容だと聞いて御座います」
代表者のヴィレラさんがそう言うが・・・コスメ・デ・トルレス・・・誰?
俺が誰か考えていることを見越した真里が「平戸でお会いしたトーレス宣教師です」と教えてくれた。
あ~忘れてたよ。
「寛容と言うか、某はどの宗教にも平等なだけです」
「それを寛容と言うのでは?」
いやいや、寛容って・・・まぁ毛嫌いしないから寛容と見て取った?
まぁどう思おうと宗教に対しては平等だ。
特にどの宗派が嫌いと言うのは・・・いや、本願寺は嫌いかもしれないな。
いや、本願寺と言うより顕如?・・・まぁいい。
「寛容ですか・・・」
「はい」
何をしに来たかと言えば、キリスト教の京での布教の嘆願の協力要請だ。
うん!寛容と言うだけで協力する訳では無いよ。
「某は一宗教に協力する気は御座いませんし、ここは仮の住まいですし・・・」
あ~困惑しているね~最近は山科邸が何故か丸目砦とか呼ばれている・・・
何それ?と思うが、砦並みの防御力はあるね~しかし、ここは山科邸であって丸目邸では無い。
山科様が聞いたらへそ曲げるぞとか思っていたら、「そう呼ばれることで安全度が上がる」とか山科様は言い放った。
この時代の治安悪いからね~山科様から言わせればそう言われるだけで押し込み強盗とかが防げると言ってホクホク顔だ。
体のいいセキュリティなんだろうね~
「では我らの布教の禁止を解いて頂くご協力はいただけないと?」
「協力する気はありません」
「何故です?」
「逆にお聞きしますが、何故、某が協力すると?」
「・・・」
何か勘違いしているよね~本願寺と事を構えているからかな?それともトーレスさんの教会設立に反対しなかったから?・・・何をどう思ってここに来たかは知らないけど・・・
「丸目四位蔵人様は我らが
「ゼウス神ですか?」
「はい・・・」
あ~何か言ったような・・・気がする・・・
「天使ガブリエル様のお弟子と聞きました・・・」
「天狗ですね」
「てんぐ?」
了斎さんがヴィレラさんに何やら説明しているが、うん、天狗の説明しているだね。
「天狗ガブリエル様のお弟子さんなのですよね?」
「そうですね・・・」
あ~自分でその設定言ったけど・・・何か凄いことになっていない?よね?
「
「え?某が
見回すと元奴隷組の面々はウンウンと頷いている。
春麗はポルトガル語に慣れていないので奴隷組の中では唯一頷いていないけど、莉里が何か説明してウンウンと頷いている。
「え?兄上が聖人?」とか半笑いで寿斎が言っている・・・まぁ解るよその気持ち。
「某は自分から
「いえ、私どもが勝手にそう言っているだけで・・・」
寿斎が「兄上が聖人、プッ!」と噴き出した。
おいおい、空気読めよ寿斎!!
気持ちは解るけどな。
キリスト教陣営は困惑顔ではあるが、神と話すと言う噂の俺を勝手に聖人認定していたようだ。
本願寺では「悪魔」と呼ばれていますがキリスト教では「聖人」ですか・・・何方も厄介だね~・・・
取り合えず今回は顔繋ぎと言う形で話を終えた。
現在、堺にて布教しているそうだ。
あ~道理で宗さん経由で話が来るはずだ。
宗さん→小西
しかし、「聖人」・・・本当の聖人と呼べるの俺の嫁たちだよね?
それを奴隷にしていたとか・・・マジで良いのかキリスト教国家!!
まぁ知らないから出来ることで、知ってたら・・・いや、人間の業は深い。
ゼウスたちオリュンポスの神々は人の争い合う様な業の深さを嘆き人間を見捨てたと言われている。
キリスト教が言う
そこら辺が現世に引き摺られた価値観なのだろうか?
奴隷はこの時代当たり前なのは解っていても俺の中では抵抗がある。
まぁそれは良いとして、厄介だ・・・真里の事がある以上は無駄に動くことをする気はない。
それに、キリスト教の布教?勝手にやってくれ!!
俺には何の権力も無いのだし、本当に勝手にやって欲しいものだ。
〇~~~~~~〇
またまた登場キリスト教!!
さて、この物語の過去の丸目蔵人の黒歴史?が追い掛けて来ました!!
さてさて、それは取りあえず置いておき、ギリシャ神話は面白いです!!
ギリシャ神話とか話し始めたらとんでもない容量になるのでざっくりと!!
と言う訳でざっくり説明するとギリシャ神話は最古の宗教とも言われます。
紀元前9世紀頃には語られていたといいますからそれ以前の話なのでしょう。
ギリシャ神話は3部構成だと言われたり5つに分類できるなどと言われます。
3部構成の方は「神々の時代」「英雄時代」「人の時代」と分けるようです。
5つの方は「黄金の時代(起源~)」「白銀の時代(ゼウス~)」「青銅の時代(人類滅亡位)」「英雄の時代(半神半人の英雄)」「鉄の時代(人の時代~)」と分けるようです。
「青銅の時代」の人類滅亡て何それ?と思いますよね。
実は有名なノアの箱舟と言うのがそれです。
シュメル神話やメソポタミア神話にもこの大洪水は記載があるようです。
黒海が形成された際の洪水説や、エトナ山噴火に伴う津波が大洪水が原因という説があるようです。
ギリシャ神話ではゼウスは人間に嫌気がさして一度この大洪水を起こして人類滅ぼしたとされます。
しかし、人間はしぶとい!!
ノアさんが船作って一部生き残りました。
それはさて置き、このギリシャ神話と言う神話はおとぎ話の類で実際にあった歴史では無いと思われていたようです。
これはよくあることですね~
しかし、3年位掛けて大規模な遺跡調査を行った結果、1870年にトロイ遺跡と言うトロイ戦争の痕跡が見つかり、事実に基づいた話ではないか?と言う論争が起こったようです。
意外と最近なのに驚きますね~まぁ100年以上前の話ですから最近?て思うかも・・・しれませんが。
キリスト教は日本の布教などでデウス神と呼称しましたが、キリスト教は神の名を言うことは恐れ多いとして実際は神の名をあまり言いません。
これは言霊の考え方に近いですね~
しかし、実際にあの海割りのモーゼは神の名をヤハウェ(ヘブライ語)と言ったそうで、これは万物の創造者を差すそうです。
そうなると、ギリシャ神話で言えばゼウスでは無くお爺ちゃんお祖母ちゃんである初原の神の中の大地の女神ガイアと天空の神ウラノスがそれに該当するのかも?
それとも天地創造は『旧約聖書』では神は混沌から、光と闇、水と天、陸と植物、太陽と月と星、魚と鳥、獣と
まぁ一神教なので神は一柱の唯一神だから全然関係ない神かも?
でも、鳩になったりするのはゼウスっぽいですね~
この物語ではそこら辺を詳しく解っていないという設定で主人公はそのままゼウスと対話したことにして過去に難を逃れましたが・・・知っててもおかしくないので如何持って行くかを迷ってますが、まぁこれは初期段階で伏線に使うか迷って放り込んだ隠れ伏線ですが、どういう風にした方が面白いか・・・使うかどうかは別にして、布教の為にゼウス持ち出したキリスト教は「神」のラテン語である「デウス」を使ったらしいですが、当初は日本での布教では「大日」と言うのを使ったようです。
仏教の場合は「大日」と言えば大日如来に行きつく為、仏教の一派と混同されそうになった為に「デウス」を使う様にたようです。
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