第96話
確定申告の時期ですね~
皆さんは確定申告したことあります?面倒ですよね~
政治家が適当やっているのに確定申告だるいわ~
しかし、やらないとな・・・
てことでUPも頑張りますが、確定申告終わるまで少しUP少なくなるかも?
その時は終わってから頑張ります!!
100話までは普通にUP予定です!!
◇~~~~~~◇
配下の者より知らせが参った。
配下の者からの知らせによれば、「よそ者が侵入しせり」と言うものであった。
偶にあるが珍しい事じゃ。
迷い込んだだけであるならば助けてやろうと好々爺然とした配下の者に指示を出し様子を見に行かせる。
人と言う者は老人・女・子供には警戒が薄い様でぺらぺらと話すからそう言った者を敢えて使う。
用心に越したことは無かろう。
慣れたものだ色々と引き出して戻って来るであろうが迷い込んだ者でなければこんな寂れた寒村に何の様じゃ?
まぁそこら辺も含め聞き出して来るであろう。
そんなことなど考えていると程なくして客人を連れて来た。
連れて来たという事は敵ではないと言うこと。
見れば立派な身なりに眼光鋭き兵法者の一行だが女連れ?・・・はて?何処かで噂を聞いたような?
考えるのは後として半蔵殿の紹介とのことだ先に挨拶をする。
「お初にお目に掛かる。某は
「某は丸目蔵人長恵と申す」
何と!何かと話題に事欠かぬ四位蔵人様が忍びの里にこようとは!
珍しく驚き聞き返してしもうた。
「四位蔵人様か!!」
「いや~官位とか関係御座らん、今回はこちらからお願いしに参ったのだ
「さ、左様ですか・・・」
笑いながら官位を関係無いと言い、お願いに来たのだから遜り不要と言う。
そして、懐に手を突っ込んだのだが配下の者が一瞬警戒するとそれに反応するかのようにお付きの者たちが威圧の気を放って来るが、その事に気にも留めず、早速とばかりに服部半蔵殿よりの文を手渡される。
配下の者には目配せで落ち着かせる。
此方も直ぐにその文を受け取り内容を確認していくと・・・中々の長い文である。
文の冒頭は四位蔵人様への礼賛する言葉より始まりそれが十行程続いた。
これを読むに四位蔵人様は忍びを見下す様なお方では無い様で寧ろ評価が高いようである。
次に四位蔵人様が語られたと言う忍びの可能性や今後の展望について長々と語られていた。
これも長い、礼賛の言葉の凡そ倍ほどの行を使い書かれておる。
そして、最後に一行「丸目様は忍びを必要としておられる」とだけ記されていた。
現在、我が一族は窮地に立たされている状況でそこに助けの細い蜘蛛の糸が垂れて来たようなそんな錯覚じみたものにとらわれたが、今目の前にはその忍びを求める御方が居る!!
これはまさに天の助けよと思いすがる様な気持ちで見詰めながら確認の意味を込めて聞くこととした。
文の内容からも好人物で忍びを見下さぬお方にして忍びを高く評価され、尚且つ、忍びをご所望!
内容からも多くの者を引き入れる算段と推察できる。
噂に聞く通りの人物の様で某の様な忍びに対しても泰然自若と遜り不要を言いなさる。
しかし、相手は官位持ちの剣豪だ失礼などあっては、何時、首と胴が物別れするかも解らぬので「様」を付けてお呼びする。
勿論、それ以上に助けの手を差し伸べてくれる福の神に粗相をしてはならぬと言う気持ちが非常に強い事は言うまでも無いかもしれぬが、その気持ちから「様」を付けてお呼びする。
「丸目様は」
「あ~様とか必要無いので」
「さ、左様ですか・・・丸目殿は」
本当に威張らない御方だと心より感嘆してしまうが悟られない様に平静を装いながら話を続ける事とした。
「はい、何でしょう?」
「配下に忍者が欲しいという事で宜しいので?」
「え?・・・」
何故に驚かれるのか皆目見当がつかぬが何かご事情があるのやもしれぬ。
「申し訳ない、文を見せて頂けないかな?」
「忍者文字にて読めないかと・・・」
「あ~では大まかに内容を教えてくだされ」
「あ、相分かった」
どうやら文の内容はお知りにならぬようだ。
見せて欲しいと言われたが忍者文字の暗号文の様なものを見ても普通の者には理解に及ばないと思うたが、一応はその事を告げると、内容を知りたいとの仰せだ。
半蔵の文で必要な情報は最後の一文だろうと思い、「忍の者をご所望とだけ記載が御座る」と伝えた。
長文なのにとお疑いなのか少し間合いが有ったのが気にかかるが、ジッと丸目殿のお言葉を待つ。
余りにもお考えの間が長かったので、此方が焦れてしまい此方よりお声掛けをしてしまったが失敗だっただろうかと思っていると、落胆してしまうような返答が帰って来た。
「時に実際には何をご所望でどの位の人数と期間をお考えで?」
「あ~某と某の弟子が忍術を覚えたいので教えて頂ける人員が一人で良いのですが・・・」
「左様ですか・・・」
平静を保てず落胆の様をお見せした某だがこればかりは仕方なき事ぞ!
半蔵め!期待させおってからに!!
期待が膨らんでいただけに落胆の気持ちが大きい。
気も
それをどの落胆を味合わせた半蔵め!!覚えておれ!!
「あの」
「はい・・・」
「一族全てで年間どれ位の費えをお支払いすれば某の下に来てくれますか?」
先程まで一人で良いとのことであったはずが一族全て?
驚き過ぎて思考が纏まらぬが長年の勘とでもいうか、某は最低限の費えを述べる。
「え~と大体これ位で・・・」
「え?これ位でお雇い出来ますが如何でしょうか?」
「是非!!」
丸目殿、いや!丸目様は一族全てを某が要求した費えの倍でお雇いになると言う。
驚きで即座に回答した某を攻める一族の者は一人も居ないであろう。
丸目様は九州に拠点を移せるかと聞いてこられたが、そんな事は何の問題も無い。
故郷を又離れるは寂しき事なれど、生きることの方がどれだけ重要な事か!!
その日の夜、服部半蔵
文が半蔵殿より倍以上に長くなってしまったことは致し方ない事であろう。
さて、主だった者を集め今後について話し合おうぞ!!
〇~~~~~~〇
藤林回想回となりました!!
丸目忍者部隊の候補としては色々考えていましたが、どうせなら一族総出で引っ張ってくれば面白くない?と言う単純に面白そうという発想で名門の忍者家である藤林家を引っ張り出しました!!
候補としては百地や服部家の元々の苗字?の千賀地家や石川五右衛門をこの段階で引き入れて忍者部隊育成などなど考えていました。
石川五右衛門は秀吉との関わりもある盗賊?忍者?なので候補の中でも上位に居たのですが、藤林家となりました。
石川君は調べたら御年7歳位だったので断念・・・
有名なので誰かが使っているかな~とか思ったのですが意外と藤林家を主人公サイドでメイン忍者として使う作品も見かけないのでこれ幸いと決定しましたが、皆様であればどんな忍びをリクルートします?
さて、まだまだハットリくんの隠し玉が残り2名います!!
誰が来るかお楽しみに!!
さて、この藤林家は実はWEB小説などでは主人公のメイン忍者として使われていることが少ないのですが、別のメディアでメイン忍者として使われております。
有名な話ではございますが、水戸黄門に登場する架空のくノ一(女忍者)のかげろうお銀(女優:由美かおるさん)は、藤林家の頭領である藤林
没落していてお金目当てに黄門様に付き従い始めるとまさにこの作品と同じような状況だったのです!!
まぁ何時の時代も勝ち組・負け組と言うのはありますが、藤林家はあまり名前が出ない一族なので没落していても不思議では無い的な感じなんでしょうね~
実際、服部家も後々は没落しますからある意味で江戸時代は忍者不遇の時代だったのかもしれませんね。
残念な事に江戸時代が長かったので幕末に忍者が出ないのが残念ですが、おっと!これって小説のネタになりそうですね。
誰か頑張って書くもよしかもしれませんね~
もし、書かれたなら覗きに行きますのでお知らせをば!!
今回は水戸黄門ネタが来るとは!藤林家使うと決めた時思い出しました!!
由美かおるさんは藤林お銀!覚えましたね!!テストに出ますよ!!知らんけど。
次はいよいよ京に行きます!!
徳川ミッションを山エもんに丸投げ・・・お願いするのですが、その過程で色々な事が起こるかも?
次回、おじゃる丸登場!!
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