第95話
メイン作「幼馴染NTRた彼は元召喚勇者です(仮)」の半分の★を獲得!!
ペース的にこちらの作品の方が早いので凄く驚きつつも有難い限りで感謝しております。
あちらの作品は今年の6月前には完結目指しているので、その後はこっちメインで書く予定?です。
今もほぼメイン並みのUPしていますが、100話以降は少し調整するかも?
100話行ってからまたかんがえま~す。
合わせて、今月はPVが月間100K オーバー致しました!
お読み頂きました読者の皆様、フォロー頂いておりますフォロワーの皆様、また、★♡を下さった方々、並びにコメントくださった方々、レビューくださった方々、本当に感謝申しあげます。
では、お楽しみください!!
暇つぶしの糧にご活用を!!
◇~~~~~~◇
徳川ミッションが発生したので山エもん(山科言継)に丸投げする予定ではある。
しかし、動いてもらうのに俺にも報酬を渡さんと悪いとか言い出したので如何しようと思っていたが、ハットリくんと話して忍術を凄く学びたくなった。
忍術も本格的に覚えるのも良いな~などと考えたので良い人紹介してって言ったらハットリくんが奮起しちゃって結構なビッグネームの紹介を言って来たのでお願いしちゃったよ。
それを報酬という事にしたが忠次さんは「それでは釣り合いませぬ!!」と言うが、人の価値観なんてそんなものだと思うから「某には報酬に成り得る」で押し通したよ。
忠次さんはそれでも渋っていたな~
事の色々は春麗には訳は解っていない様だが本格的に忍術も教えて貰えると言うと大喜び・・・絶対教えて貰わんと!!
一人は紹介状貰ったので京に帰る道中に会いに行く予定だが残りの2人は・・・ハットリくんにお任せしたのでその内会えるかも?
まぁ九州まで出張で教えに来てくれるならそれこそ大歓迎だよ!!
さて、先ずは尾張で信綱師匠に会ってその後の話だ。
家さんの所を後にして尾張に向かう。
信綱師匠の滞在先に近づいて行っている最中に人だかりが出来ていた。
「何かあったのかい?」
「へえ、そこの家に賊が押し入って子供を人質に籠城しておるようで」
野次馬の一人に声を掛けて事情を聞けば立て籠もり事件が発生したようだ。
どうするかな~とか思っていると一人の僧侶が握り飯持って賊とネゴシエイトを始めた。
う~ん・・・あの僧侶何処かで見たことあるんだけど?
「賊を捕まえたぞ!!」
あ!信綱師匠の声だ!!
僧侶だと思ったら野次馬していた僧侶に衣を借りて頭を剃って子供を救出したそうだ。
「長師匠?あの人が大師匠?」
「おう!そうだぞ、凄いだろ?」
「凄い!!」
春麗が感動してキラキラお目目で信綱師匠を見詰める。
他の弟子たちも尊敬の眼差しだ。
「いや、これは返す」
「いえいえ、折角なので差し上げます!」
「しかし・・・」
何やら本当の僧侶と揉めている?
何事かなと思いつつも信綱師匠にご挨拶が先かな~と思い声を掛けた。
「信綱師匠!ご無沙汰してます!いや~流石は信綱師匠!!上手い救出でしたな~」
「おお、丁度良い所に!蔵人!」
「ん?何ですか?」
信綱師匠が僧侶から貰った衣を押し付けて来る。
おいおい、おい!!俺っちは要らんぞ・・・しかしな~師匠の下げ渡しを無下にも出来ないけど・・・「!」
「宗治さんにお渡しすればいいんですね!」
「いや、蔵人に」
「宗治さんにお渡しすればいいんですね!」
「・・・頼む・・・」
衣の行方は宗治さんと決定した瞬間だった。
後日、京で宗治さんに信綱師匠の今回の活躍と共に「その時に着られた衣で、信綱師匠から一番弟子の宗治さんへとお預かりしました!!」と言って渡したら感動して「おお、そうかそうか」とか言われちゃって・・・その事を更に後日に信綱師匠に手紙で伝えたら、返信で「他言無用」とだけ送られて来たよ・・・
まぁそれは良いとして、信綱師匠と共に1ヶ月ほど過ごし俺の弟子たちにも指導をお願いした。
女の子の弟子にも分け隔てなく色々教えてくれる信綱師匠はやはり出来た人だ!!
「信綱師匠、今回は京で師匠を「あっ!」と驚かす様な事をしますので期待しておいてください!!」
「そうか、蔵人よ」
「はい」
「楽しみにしておる」
そう言って師匠と別れ俺は京を目指した。
途中でハットリくん紹介の人と会う為に伊賀に立ち寄る。
実に楽しみだ!!
九州まで着いて来てくれる忍者講師をGETする為に伊賀へと足を踏み入れる。
「あの~すみません」
「おう、何ぞ用かい?」
「あ~ここら辺に住んでいる方を訪ねる予定なんですけど家が解らなくて・・・」
「ほ~何方をお訪ねかな?」
「藤林殿と言う方なのですが・・・」
そう言った瞬間に道を聞いたご老人の目付きが鋭くなり訝し気に俺を見る。
「藤林ね~そんな者はここには居らんぞ」
「え?・・・そうなんですか・・・」
「誰からそれを聞きなすった」
「あ~
「な、何?服部?・・・それは何処の者じゃ?」
「え?・・・三河の松平家に仕えております・・・」
老人は胸元から徐に何かを取り出し口に咥えた。
「あの・・・」
「お、おお、すまんすまん、其方たちがよそ者で藤林の名を口にしたからの~怪しんどった」
「え?・・・そうなんですね~・・・」
「半蔵殿のご紹介とのこと、棟梁の藤林の下にご案内いたします」
お!何か忍者っぽくていいね~って、いや、忍者か・・・
その後は爺様が丁寧に藤林さん宅に案内してくれた。
「お初にお目に掛かる。某は
「某は丸目蔵人長恵と申す」
「四位蔵人様か!!」
「いや~官位とか関係御座らん、今回はこちらからお願いしに参ったのだ
「さ、左様ですか・・・」
あ~京に近いし官位の御威光MAX全開だね~
この時代の忍者って可成り下に見られているからね~そこに官位持ちが来れば驚くか~
手紙を渡すと断りを入れられ直ぐに内容を吟味され始めた。
「丸目様は」
「あ~様とか必要無いので」
「さ、左様ですか・・・丸目殿は」
「はい、何でしょう?」
「配下に忍者が欲しいという事で宜しいので?」
「え?・・・」
手紙の内容は見ていないので解らないのだけれど・・・
「申し訳ない、文を見せて頂けないかな?」
「忍者文字にて読めないかと・・・」
「あ~では大まかに内容を教えてくだされ」
「あ、相分かった」
藤林さん曰く、忍者を派遣して欲しいと言う内容であった。
まぁ合っているのだけど・・・
「時に実際には何をご所望でどの位の人数と期間をお考えで?」
「あ~某と某の弟子が忍術を覚えたいので教えて頂ける人員が一人で良いのですが・・・」
「左様ですか・・・」
藤林さんはガックリと肩を落とされた。
事情を聞けば今川義元に仕えていたが、桶狭間で義元が討ち取られて以降は駿河で冷遇されたので今川家を離れ、妹の嫁ぎ先を頼り六角配下の忍びの者の下に着いたが、下請けの下請けなので実入りも小さいので一念発起して一族で移住を考えているとのことだ。
ハットリくんの手紙には諜報組織の事などが書かれていたので大型採用を期待していたとのことだ。
あ~確かに諜報機関的な話したね~ハットリくんは「目から鱗とはまさにこの事です」と言って感動してたらしいし、同じ忍者に言いたくなるよね~・・・
さて、どうしたものかと思ったが、聞いてみると意外と忍者の人件費安い!!
命懸けの仕事なのに何この安さ!!
講師として考えてたお給料で全員雇えるんじゃね?と思うほど安い!!
「あの」
「はい・・・」
「一族全てで年間どれ位の費えをお支払いすれば某の下に来てくれますか?」
「え~と大体これ位で・・・」
「え?これ位でお雇い出来ますが如何でしょうか?」
「是非!!」
藤林一族GETだぜ!!
いや~泡銭の使い道考えてたんだけど、これ良いお買い物だよね~
一族総出で九州に移住してくれることとなりました!!
今は幾つか仕事を請け負っているとのことで、終わり次第に全員で俺の下に来るそうです。
弟子買った次は忍者買っちゃいました!!
〇~~~~~~〇
一流の忍者なのに情報が少ない?と思うかもしれませんが、本当の一流の忍者は情報が少ないとも言われます。
そう言う意味では三大上忍の一角なのに情報が少ないと言うのは超一流の証拠かも?
ちなみに、三大上忍は服部・百地・藤林となります。
話の中に出て来ましたがこの長門守は今川義元の下に居たこともあり山本勘助と面識があり、山本勘助に忍術を教えた人物と言われています。
長門守の妹が六角
天正伊賀の乱で一族は伊賀に住めなくなり流れ流れて徳川の下に行ったようです。
そして、一族は長門守の息子の代に藤堂家が伊賀を所領した時に藤堂家に仕えたようです。
残り2冊は服部半蔵の「忍秘伝」と
2冊が藤林の名前の者が書いていることからも藤林家は忍者界のエリートだと解りますね~
次は視点が変わっての話です。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます