第81話

昨日も操作ミスって1話多めにUPしちゃいました^^;

早朝で寝ぼけてたのかな・・・

気を取り直して、帰郷九州編での一番書きたかった熊ちゃんの所です!!

熊は熊でもクマモンじゃないよ~

絶対にエンカウントしたかった者コンプ出来そうです!!

ちなみに6名って誰だと思います?


◇~~~~~~◇


「従四位の丸目蔵人様が御一行か!!」


あ~初めて官位で様呼びされたような気がするぞ。


「某が丸目蔵人で御座る!何用かな?」

「おお!某は鍋島なべしま加賀守かがのかみ直茂なおしげと申す、是非とも丸目蔵人様の剣技をお教え頂きたくお迎えに参りました!!」


(名前がコロコロ変わる方なので解り易く鍋島なべしま加賀守かがのかみ直茂なおしげで固定します。決して・・・以下略)


おお!将来の弟子がこの時点で弟子となりました!!

(※まだ弟子ではありません)

実は大友宗麟も将来の弟子・・・多分、この世界線では弟子になることは無いかもしれないね~まぁお願いされたら教えるのはやぶさかではない。

俺のもっとうは「来る者・・・以下略」・・・え?略し過ぎ?ははははは~読者も耳タコだよ~え?勝手に読者とか言って変な配慮するなって?・・・


「それではご案内します!!」


直茂君は平身低頭でお迎えまで来てくださいました!!

この人物は熊さんの所の有力家臣で後に大名になる人物。

龍造寺四天王と呼ばれる武の武将と対になる文を統括する内政面の重臣さんです。

何故知っているか?ふふふふふ~ゲームで覚えた!!

九州で会ってみたい人物の一人で史実で弟子になるの知ってたから楽しみにしてたんだよね~


「丸目蔵人様・・・」

「如何された?」

「実は・・・あるじが貴方様にお会いしたいと・・・」


直茂君の主という事は熊ちゃんだよね?

確か中々の獰猛で傍若無人な人物と聞いているけど・・・え?類友ですと!!何を言う!俺は節度ある・・・無礼者にお灸を据えただけだ!!

あ~天の声さんとじゃれ合っている間に思案していると思った直茂君の顔色が悪い。


「出来ますれば・・・」

「お会いすればよろしいのか?」

「はい!お願い致します!!」


凄い勢いで頭下げられたよ・・・大変だね~気難しい上司持ちは。

弟子たちが難色を示したが取って食われる訳でも無し俺一人で会うこととした。


「お主が丸目蔵人か・・・」

隆信たかのぶ様!お相手は従四位の官職をお持ちの方!粗相があっては・・」

「直茂!五月蠅い!官職で槍が払えるのか?飯が食えるのか?」


目の前にはズングリしたまさに熊と言っても頷きそうな体躯の大柄なデブ・・・人物が居る。

あ~無礼ではあるけど官職有っても槍は避けてくれないし、飯が食える・・・まぁ食う事は出来るがケースバイケース、こういう官職何それ美味しいの?位に思っている者にとっては官職の御威光など紙屑同然なんだよね~そこは同意する。

でもね~権威を馬鹿にしていると痛い目合うのもあるあるんだよね~

まぁここで首チョンパされるのも嫌だからある程度の事には目瞑るけどね~


「して、丸目と言うたの」

「丸目蔵人長恵に御座る」


あ~直茂君の顔色が真っ青ですな~気の毒になるほど汗ダラダラで苦労してそう。

そんなに気苦労してたら禿げるぞ!

まぁこんな主持ちなら大変だよね~でもね、数々の偉人に会っている俺っちはこれ位ではビビらないよ~


「ぶわはははは~度胸はあるようだな!それは認めよう!竜造寺りゅうぞうじ中将ちゅうしょう隆信たかのぶじゃ!」


(龍造寺隆信は山城守も詐称しましたが中将で固定します。以下略)


詐称とは言えとは大きく出たものだ。

まぁ詐称は罪じゃないし関白名乗ろうと摂政名乗ろうと良いと思うから別段どうでも良いけど、変な人と思われるのは間違いないね~

詐称でも大風呂敷は奇異な目で見られるのが世の常。

この位の狂人だから一気に勢力拡大出来たんだろうね~


「それで、会いたいと聞き及びましたが、用件が済んだのなら帰りますが宜しいか?」

「ぶわははははは~直茂!面白き人物をよう連れて参った!!」

「隆信様・・・」


あ~ある意味大物でもあるね~

まぁ無理難題を言われなければ見世物くらいにはなるよ。

あ~直茂君がブチ切れて小言をグダグダ言ってて熊ちゃんが「わかったわかった」とか言いながら渋々こちらを見てるよ。

まぁこの二人、従兄弟いとこで義兄弟らしいからね~熊ちゃんにここまで言える人物は少ないだろうしね~おっと、熊ちゃんが居住まいを正して俺に懇願。


「失礼した、丸目殿、是非とも我が家臣たちに一手ご教授頂きたし!!」

「さればお受けしますが、長滞在は出来兼ねますが宜しいか?」

「ぶわはははは~宜しく頼む!」

「では、お受けしよう」


★~~~~~~★


「何?直茂が丸目蔵人を連れて来た?」

「はっ!直茂様がまるで三顧の礼のようにお迎いに出向かれたそうです」

「ぶわははははは~あ奴も剣術好きではあるし、当地に来るなら剣聖の剣術を学びたいと思ったのであろう」

「恐らくは」

「しかし、興味深し!」


あの大友宗麟・・・伴天連狂いなのに法号を名乗る気狂いをやりこめたと聞いたのは何年前の話であったであろうか。

その後も堺で坊主と問答勝負に勝ち、剣聖に弟子入りしその後に京に行けば官位を授かる・・・そうそう、国人の倅が朝廷へ途方もない献金をしたことも噂に上がっておった。

実に興味深し!


「直茂に伝えよ!」


直茂に丸目蔵人を連れて来いと伝えるように命じた。

後日現われた丸目蔵人は泰然自若で此方の威圧をものともしない。

天啓を聞き、天狗の弟子にして剣聖の弟子、官位も従四位下で特例で蔵人くらんどと呼ばれる者。


「お主が丸目蔵人か・・・」

隆信たかのぶ様!お相手は従四位の官職をお持ちの方!粗相があっては・・」

「直茂!五月蠅い!官職で槍が払えるのか?飯が食えるのか?」


直茂は青い顔してダラダラと汗を掻き呼吸も荒い・・・このような直茂を見るのも初めての事。

丸目も横目で直茂を見て溜息を吐きよる・・・


「して、丸目と言うたの」

「丸目蔵人長恵に御座る」


頭も下げず挨拶だけをする。

官位を持つのだから無官の儂の方が普通はへりくだる必要があるが、若造に遜る?・・・腹で茶が沸くわ!!


「ぶわはははは~度胸はあるようだな!それは認めよう!龍造寺りゅうぞうじ中将ちゅうしょう隆信たかのぶじゃ!」

「それで、会いたいと聞き及びましたが、用件が済んだのなら帰りますが宜しいか?」

「ぶわははははは~直茂!面白き人物をよう連れて参った!!」


何と言う胆力、儂の事を歯牙にも留めていない様子じゃ。

そして、直茂の慌てようと来たら・・・ぶわはははは~笑いそうになるが堪えた。


「隆信様・・・」


何か言おうとした直茂を手で静止して儂は話を続けた。


「失礼した、丸目殿、是非とも我が家臣たちに一手ご教授頂きたし!!」

「さればお受けしますが、長滞在は出来兼ねますが宜しいか?」

「ぶわはははは~宜しく頼む!」

「では、お受けしよう」


全くへりくだりをせんとは清々すがすがし!

さて、我が家来の猛者たちを送り込んでくれようぞ!!

この者がいる間は実に遊び甲斐があり楽しい日々になりそうじゃ。


〇~~~~~~〇


熊さんはいい性格をしている感じで書けたかな?

太々しい人物像なのでそんな感じのイメージで書きました!!

さて、次は龍造寺四天王が刺客として送り込まれて来ます!!

成松なりまつ信勝のぶかつ百武ひゃくたけ賢兼のぶかね、木下昌直まさなお江里口えりぐち信常のぶつね円城寺えんじょうじ信胤のぶたねの5人です!!

「あれ?一人多いよね?」と思うでしょ?

実は後々の色々な書物で語られる龍造寺四天王はこの5人の内、百武ひゃくたけ賢兼のぶかね以外は変わったりします。

それでも殆どの資料で成松・百武・木下がチョイスされているのでこの3人は確定として残り1人が未確定的な四天王なのです!!

5人なのに四天王ネタの大本のネタとも言われています。

さて、この中でも百武ひゃくたけ賢兼のぶかねは他の追随を許さない程に強かったようです。

「百人並みの武勇」と称されるほどの豪の者で、戦国の百式(Zガンダムのモビルスーツ)などとも言われます。(※言われません。)

しかし、この人は凄くキャラが立っていて是非紹介したかった!!

性格は豪快でお調子者な所がある大男らしいです。

家中でも有名な恐妻家として知られていたようで、 妻の美代さんは威勢がいいらしく、百式・・・百武賢兼が口答えをしようものならヒドイ目にあわせられるらしいです。

次回登場?いえ、次回は美羽たちが存在Xに!!

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