第73話
この作品で1カ月でどの程度書けるか試していましたが、20万字位は書けました!!
うんちくも入れてだけど、まぁそれも含めて作品です!!
頑張ればその位書けると目安が出来ました。
近況ノートで報告済みですがこの作品20万文字到達!!
別作品『幼馴染NTRた彼は元召喚勇者です(仮)』が40万字到達です!!
近況ノートアドレス
https://kakuyomu.jp/users/221t2/news/16818023213148133879
◇~~~~~~◇
その日の夜、不思議な俺は夢を見た。
近代的な前世で見た街並み、自動車が行き交い、空には飛行機が飛ぶ、そして人々の恰好、
前世?
俺が前世で生きた昭和から令和の頃の景色だろうか?
遠い昔で何時の頃かは流石に覚えていないが、小さな四角い画面を持つものが居るので平成か令和か?
(スマホですね。2008年から日本では販売開始なので平成20年以降)
しかし、今見ているもので何かが違う・・・あ!マスコットが天狗?・・・
熊本県のPRキャラクターと紹介されている・・・え?熊本のPRキャラと言えば黒いフォルムのあいつしかいないのに・・・どういう事だ?
ふと俺の方を見て寂しそうに・・・いや、何だか恨めしそうにも見え、俺を見詰めてくる・・・
その視線に耐えきれなくなり目を逸らすと足元が崩れ落ち俺は暗い闇の中を落ちていく。
その穴をのぞき込む様にして相変わらず寂しそうに俺を見詰めているあいつ・・・
「うわ~!!」
「「「兄上・・・五月蠅い!!」」」
「すまん・・・」
実家に泊まり弟たちと川の字で寝ていたが飛び起きた俺の声で安眠妨害を受けた弟どもが抗議して来るが仕方なし。
それにしてもなんて夢を見てしまったのだろうか・・・罪悪感が半端ではない。
それに、寝汗も凄いことになっており気持ち悪い。
俺はその後眠れずに考える。
地上最強のマスコットキャラクターのクマモンが天狗のマスコットキャラに変わっていた夢を見たが・・・
(※クマモンは人気者ですが地上最強かどうかはわかりません)
「クマモン・・・寂しそうだったな・・・これは何か考えないと・・・」
独り言を言うが、勿論、答える者はいない。
次の日の早朝は何時もの様に木刀を振ることから一日が始まる。
俺は何時もと違い集中できずに上の空で美羽に注意された・・・
最近、美羽も剣術に嵌った様で真里と競うように真面目に取り組んでいる。
弟子たちも俺に倣って早起きして木刀を振ることから始めたようだが真里と美羽は特に真剣だ。
今は鍛錬に集中しようと気持ちを切り替えてひたすら木刀を振るう。
それが終わるとまた夢のことを考えてしまう・・・俺は如何すればいいか考えるが良い案は浮かばない・・・
このまま時代が進めば熊本県のマスコットキャラは天狗君になってしまうかもしれない。
天狗は意外と人気のキャラで、各地で天狗のマスコットキャラが存在する、いや、していた。
昭和後期にはゆるキャラブームが起り不動のNo.1はクマモンであった。
(※クマモンが不動かどうかは人によります)
しかし、その座を天狗に乗っ取られようとしている・・・絶対俺の影響だよね・・・
いや、夢だよな?あの地上最強のクマモンが地上から消えることは・・・
(※クマモンは人気者ですが地上最強かどうかはわかりません)
無いよね?
何時ものルーティーンが終わると、朝食だ。
朝食を食べている間も上の空。
マイマザーに怒られた・・・
そんな俺にトーレスさんが懇願して来る。
「是非!聖地に連れて行ってください!!そして、聖地にて詳しい話を教えてください!!」
「あ~はいはい・・・」
朝食後に昔、腐葉土採取に行っていた山へと皆で向かい、天狗の適当な話をすることとした。
勿論、弟子たちは全員ついて来たし、紹さんも興味津々でついて来た。
あ~ここは変わりなく昔のままだ。
まぁ山なので早々景色が一変することも無いだろうが。
丁度、山の中腹に開けた場所があったのでそこで天狗と色々したこととした。
本当はそこに小屋作って山で取った物の一時保管場所や、椎茸の自家栽培をしていた。
多分、椎茸売れよ!!と言う者も居るだろうが、椎茸はいい出汁が取れる、食生活を豊かにするために使う事以外にあり得ない!!
この時代では高級品!下手に何度も売ろうものなら変な連中に目を付けられるのだ!!
さて、昔話は閑話休題だ。
「ここが聖地!!うぉー----!!!」
トーレスさんが雄たけびを上げつつ感動して
「ガブリエル様はどの様なお姿だったんですか?」
「え~~~~~と・・・白い衣をまとって?・・・」
「白い衣!!」
「背中に羽生やしていて?・・・」
「背中に羽!!」
お!これぞ本当の天啓か?いや単なる良いアイデア、思い付きだ。
良いこと思い付いたので実行実行!!
「黒い熊に跨り!」
「黒い熊に・・・跨り!?・・・それは・・・若しかして!!」
俺はコクコクと頷き、心の中で「クマモン」と呪文のように唱える。
「やはり!!」
そうだよ「クマモン」だよ!!
「聖獣ですね!!」
え?・・・どうやらここら辺が俺の限界の様だ、後のことはクマモンに任せた!!
多分、聖獣として語り継がれるだろうから後は頑張ってくれ!!
クマモンならきっと大丈夫!!
あの愛くるしいつぶらな瞳に黒いフォルムの覚えやすいネーミング、きっとまたゆるキャラ界の王者に君ならなれる!!
この世界線の令和の時代、クマモンはただのゆるキャラではなく、聖獣としても語り継がれる存在となった。
それはこの日の出来事からそうなったかは定かではないが、何故か有触れた山であるここに神社と併設して教会が築かれた。
異様な空間として多くの者に知られる観光スポットとなった。
キリスト教を含む一神教の聖地の1つとして語られ、外国人の観光客も多く訪れる場所となった。
世界遺産としても・・・
そして何よりも特徴的なのは、神社・教会両方ともに「ガブリエル」と呼ばれる御神体?がそれぞれ祭られていると言う。
更に特徴的なのが狛犬の代わりに黒き熊が鎮座したとか何とか・・・
この熊が熊本県のPRキャラのモチーフになったとか何とか・・・
(注:勿論、そんな場所ありませんので、探さないように!!)
〇~~~~~~〇
今回は少しお遊び回という事で・・・
ゆるキャラグランプリ(ゆる-1)なる最強?のゆるキャラを決める大会がありました。
2011年に第一回が行われました。
何と、初代王者?が「くまモン」となります。
作中に出て来たのクマモンとは別物かも?・・・しれません?・・・
多分、少し文字が違うのは世界線が違うからなのです!!
(一回目の登場から「クマモン」と表記していました!!これも仕込みでした!!(1話参照)フラグ回収!!)
面白いのが第九回大会でも熊キャラがまた王者となっております。
「アルクマ」と言うキャラですけど知ってます?
長野県のPRキャラで、緑の熊でリンゴの被り物をした格好のやつです。
残念ながら第十回大会(2020年)でこの大会は終焉を迎えます。
第八回大会時に組織票・不正投票が発覚し、市役所の職員が投票工作などしていた等々の色々な問題が噴出し、諸事情により切の良い十回大会で終了を2018年に決定したようです。
後継イベントとして2023年に「ゆるバース」と言うメタバース上で行うゆるキャライベントが行われ「うどん脳」と言う元人間の妖怪がグランプリを取ったようです。
正式名称は「ツルきゃら うどん脳」らしいです。
香川県のマスコットキャラで、血液型がイリコ型・・・
まぁ何にしても初代ゆるキャラ王者の「くまモン」は最強という話です!!
え?何処がと?・・・ははははは~気にしては駄目です、「感じろ!!」です。
意味解らんと言うのはまだ感じていないのです!!(適当言ってます)
さて、次回は聖地?巡礼します!!
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