第63詩「恋するマリオネット」恋愛

 まだ気がつかないの?わたしの変化に

 新作の蛍光色のルージュ、派手めなピンク。



 いつもの色から、あなたが喜ぶ顔を楽しみに変えてみたの。

 こっちから言うのもシャクに触るから、ずっと様子みてる。


 ド・ン・カ・ン あなたの言動でいちいち、感情上げ下げ、ああじれったい!

 もう、私は子供じゃないの。待つだけ待って、泣き寝入りなんてしないから。

 覚悟なさい!


 まだ気がつかないの?わたしの変化に

 新作の蛍光色のルージュ、派手めなピンク。


 女ごころが全く解っていないあなた。

 ああ、もう!シャクに触るけどいろいろと、アプローチしてみたわ。


 でも、あなたは「何か変な物でも食べたの」ですって?

 ド・ン・カ・ン じれったい子供なあなた。

 そんな男に惚れたのも、私の弱みね。


 蛍光色ルージュのくちびるで、あなたにkissキッス

 にっこり笑って「可愛いね」


 子供のような、笑顔に含まれた悪戯いたずらっぽい男の表情。

 あなたの手のひらの上で踊る私は、恋するマリオネット。

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