第36詩「花ねこちゃんと四季ねこくん」恋愛詩🌟2022年月刊ココア共和国5月号傑作

 花ねこちゃん、花から生まれた妖精さん。

 頭の花を揺らしてちょこちょこ歩く、花が大好き。

 かわいい子、前は人だったらしいよ。


 大好きだった人に会いたいなあ。

 会えるといいね。花ねこちゃん。


 花ねこちゃん、花から生まれた妖精さん。

 花ねこは、お友達の四季ねこくんが大好き。

 そんな四季ねこくんも、花ねこちゃんのことが気になるみたい。


 ふたりで花畑に行くのが大好き。

 花ねこちゃんと四季ねこくん、ふたりは仲良し。


 秋の季節だね。秋の草花、お団子、月見もいいね。

 ふたりで月を見て四季ねこくんは……


 ――ぼくも前は人だったんだ――


 四季ねこくんも人だったんだね。

 前のふたりは好き同士だった。


 思い出したふたりは満月の夜にだけ

 人に戻れるようになったんだよ。


 🌛・・・・・・・・・・・・・・・・・・・🌛

 この詩が原作の夏バージョン小説版「運命のふたり~夏の月に見守られて~」も

 よろしくお願いいたします。


 小説版

 https://kakuyomu.jp/works/16817330661474928565

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