第35詩「あかね空」こころの詩

 あかね色の空に

 鳥が一羽とんでゆく

 私はまんじゅしゃげを

 つんでは歩みをとめる

 ほおずきの実 ころがして

 思うのは里のこと

 甘くあかくすんだ 故郷こきょうの空だよ


 あかね色の空に

 鳥が一羽とんでゆく

 私はすすき野原を

 遊び場にしていた

 胸にともるのは

 やさしい家族たち

 忘れられない おさなごの思い出よ

 なつかしいふるさとに

 帰ろう 帰ろう


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 わらべ歌のような、なつかしい感じが出せたらいいな。

 まだ、曼殊沙華(彼岸花)が触っても大丈夫だと思っていた頃の詩です。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る