第34詩「曼殊沙華」こころの詩

 曼殊沙華まんじゅしゃげ、寂しく揺れるその花は

 あの人の横顔に似ている。

 決して、触れてはならない。

 その花は怪しげな香りを放つ

 貴方の指先に似て切なくなる。

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