炭手前 組み合わせの妙おもしろく


 炭手前すみてまえ 組み合わせの妙おもしろく キャンプ場にて茶道ごっこする



 茶道は興味は有るんですが、本格的に習った事はありません。ただ、江戸時代のことを調べていると、ガスコンロの無い茶室で湯を沸かして茶をてるのが、茶道のそもそものスタイルのようで、それってなんか、キャンプ場で火をおこして湯を沸かして、コーヒーを丁寧に淹れて飲むのに似ているのでは? と言う予感はしておりました。


 そんな時、美しさの壺を語る例の番組で有る日、茶道の「炭手前すみてまえ」と言う言葉に出会いました。


 室内では湯を沸かすのにまきは使えないので、枝のように細いすみを導火線代わりにして、順々に燃えやすい中くらいの太さの炭に火を移して行き、最後はおこるのに時間の掛かるしっかりした固い炭に着火させるべく、色々な炭のバリエーションと置き方を工夫して湯を沸かす、と言う作法が有ること知りました。


 おー、これはまさにキャンプ。早速、キャンプ場でそれっぽいことをやってみましたよ、スティックの抹茶カフェラテで。


 薪も、木の種類や太さや乾き具合など、色々と奥深いのですが、炭もなかなか奥が深い。キンキンの細い備長炭や太い備長炭、軽くて大きめの広葉樹の木炭、枝炭えだすみはお高いので、落ちている細い木の枝で代用。やかんでじっくり湯を沸かす。


 わざわざ手のかかることをやってみる、それもキャンプの楽しみです。



2024/4/19


 

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