春来る 去年の桜は 切株に

 春来はるきたる 去年こぞの桜は 切株に


 家の近くの桜並木、やはり人々の生活と共存せねばならないので、痛んだ木を切ったり、出過ぎて居る枝を伐採したり、きちんと手入れがされていて、有難いことです。


 ただ、咲いてない時期にはあまり意識はしなかったんですが、やはり桜が満開になってくると、「あれ? ここに去年、でっかい桜の木がもう一本有ったはず?」、なんて事に気が付いたりします。


 ふと目線を下げると、そこには直径1メートルくらいの大きな桜の切り株を見つけたりする。


 この句はそんなときに思い付きました。


2024/4/3

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