キメラ一覧・ヴァンダルの獣一覧
~キメラ~
【カーメイラ】
概要:世界で一番最初に確認されたキメラであり、キメラという名称の語源にもなった個体。
【ヴェルデッド・アンチャーグの大黒犬】
概要:キメラ誕生の経緯を明らかにする為にとある研究者たちが過食状態にある魔獣同士を共食いさせた末に誕生してしまった人災。近隣の小国であったヴェルデッドを滅ぼし、その隣国のアンチャーグの領地を幾つも食い散らかした末に討伐された。
【ウルの落とし子】
概要:ラッセルの都市で違法に行われていた魔獣闘技場内で誕生してしまった個体。非常に多くの種類の魔獣と混ざった為、醜悪な見た目をしているのが特徴だった。また、この個体が『ウルの落とし子』と呼ばれたのは、現地に邪神ウルが現れたという噂が立ったからであり、その真偽はどうにせよ、現地の人々の間ではこの個体は邪神ウルが呼び寄せた邪神の使徒であったと言われている。
~ヴァンダルの獣~
【ヴァンダルシアの悪夢】
概要:世界で一番最初に確認されたヴァンダルの獣。最果ての扉と呼ばれるダンジョンから吐き出された個体であり、たった一体で魔大陸レムリアの南方——ヴァンダルシア地方全てを焦土に変えた。このヴァンダルシア地方で栄えていた民族であるヴァンダル人たちによって討伐された事に因み、『ヴァンダルの獣』という名称がついた。
このヴァンダル人は蛮族として有名であり、当時はレムリアの覇権を握っていた程に強大な軍事力を持ち合わせていたが、このヴァンダルシアの悪夢によって九割以上のヴァンダル人が滅び、不毛の地になったヴァンダルシアで復興する事は出来ず、彼らは緩やかに衰退していった。
現在でも狩猟民族としてヴァンダルシアに集落を築く彼らだが、彼らの持つ古い文献に、他のキメラが再生するのに対し、この個体だけは再生しなかったと記されている。文献曰く、このヴァンダルの獣はダンジョンから出て来た時には既に死に掛けの状態であり、目を覆いたくなる程に傷ついていたと言われている。再生しなかったのも核である首を破壊されていたからであると言われ……俄かには信じられないが、最果ての扉での生存競争に負け、ダンジョン内部から逃げて来た個体であると言われている。
研究者たちが言うには、「おそらく最果ての扉内には、ヴァンダルの獣を赤子扱いする程の化け物が生息している」、との事。
もしも、そんな化け物が実在するのなら……その個体は正しく、あらゆる魔獣たちの王——『魔王』と呼ぶに相応しい存在であると研究者たちは称している。
【レムリアの大災】
概要:レムリア大陸の南方——ヴァンダルシア地方は不毛の地であり、厳しい環境下にある。しかし、ヴァンダルシアには最果ての扉より度々排出されるキメラたちが多く生息しており……その影響ゆえか、数百年前に一度ヴァンダルの獣がダンジョンの外で誕生した事がある。その個体は『レムリアの大災』という名称で呼ばれた。
かつて魔大陸レムリアで暴れ回ったレムリアの大災が残した傷跡は、現在のドロワールの地にも刻まれており、レムリア最大の湖であるウェージャ湖は、レムリアの大災が放った『涙』によって出来た巨大なクレーターに長い時間をかけて雨水が溜まった結果出来た湖であると言われている。
【干潟の王】
概要:後の世で『赤髪の冒険王』と呼ばれたとある人物の手記にあったとあるダンジョンの王。手記には彼女と干潟の王の激闘の記録が記されており、この記録を元に幾つもの童話や戯曲が誕生した。
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