2024.4.15 ぼくと熊本地震その1
2016年の4月14日、熊本地震。この日ぼくは熊本にいました。当時、大学生。1回目にあたるその日は、大学の図書館にいました(友達もおらず、サークルにも入らず、このときはバイトもしていなかったため住居と大学を行き来するだけの暮らしだった)。
地震!
う、うわーっ!
揺れる!本棚からばらばらと本が落ちる。
周囲を見るとほかの学生もちらちらとあちらこちらを見渡している。
こ、これは、机の下に隠れるべきなのか……!?
何となく皆顔を見合わせ入る?入る?みたいな雰囲気を出して、何十秒も経ってからぼくらはそそくさと机の下に潜り込む。すると、ほどなくして地震は治まった。
これが、ぼくにとっての1回目の地震の話。
このとき下宿暮らしだったぼくは、他の下宿生と集まって、やあ大変だったと話し合い、各々の部屋に戻ったのでした。
テレビでは、このときと同じくらいの強さの地震が来るかもしれないというニュースが流れていた。ぼくはバカで当事者意識に欠ける人間だったので、へえそんなことがあったら大変だとまぁ呑気に構えていた。
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