2024.2.10 前進的管理

 最近時間管理に気を遣うようになりまして、仕事のときもオフのときも、作業は1時間を1コマにして区切り、時間ごとにやる作業をあらかじめ決めるとか、そんな小細工を弄しているわけです。

 こういうのは今までも何度かトライしては失敗をしてきました。失敗というより、失敗したことへの自覚もないまま自然消滅的に辞めてしまっていた。おそらく効能が実感できなかったんでせう。上手く行かんぞと、言ってるうちにしなくなる。気持ちはわかる。だからそれきり。


 今回も例によって失敗の可能性ありですが、一応一味違うところもあって。

 これまでは、〇時から××を始める!という考え方で構築していたのですが、それを〇時まで××をする!という方法に変えました。スタート・ベースからゴール・ベースに変えたのです。スケジュールはメモ帳アプリにサクッと書きだすだけですが、「→10:00朝の準備」、「→11:00読書」とか簡単に打ち込んでいく。


 なんだ書き方の違いじゃないか、それは「9:00~朝の準備」とか「10:00~読書」とかでいいじゃないかと。それはごもっともなんですが、意識の重きをどこかへ置くに際し、スタート切るのとゴールめがけるのとでは心理的に違います。

 ピークが違う。スタート・ベースだとスタートがピークになる。しかし、始めるにはまずもたもたしてしまうし、仕事だと窓口や電話やなんやかんやで時間どおりに始められず、そうすると往々にしてスタートダッシュ=ピークに自分の集中力のピークを持ってこれないのです。ストレス。ずっとストレス抱えて1時間過ごす。これがゴール・ベースだともうすぐ終わる時間に集中力を持ってこれるので、「最後のひと踏ん張り」が機能する。どうせ〇時になったら別の作業に切り替わるのだから、少々の無理も構わない。まあ「窓口や電話やなんやかんや」というのは結局そのラストスパート・タイムにも訪れるのですが。ピークをどこに置くか、これを終わり際に持ってくるよう意識をコントロールすることによって、集中力の波を上手く持ってこれるのです。


 それから、スケジュールは残すようにしました。これまでは紙にざっと書き出して、その日が終われば用済みとして捨ていました。これを敢えて残すようにしました。反省するためです。アナログ式でデイリー式の手帳を活用してる方はこの辺り巧みなのかもしれない。僕もアナログ手帳派ですがウィークリー式にしてリマインダ用にしか使ってません。

 このスケジュール保管により、スケジュールって大体無茶だったり、調子いいときの自分基準で作ってしまうことに気付きました。しかもこの調子いいときって10代のころくらいの集中力と体力基準かもしれない。毎日元気もりもりでわんぱくだった頃を思い出す。嘘です。そんな時代ありません。幼いころから根暗でした。

 そして調子いいときというのは、誠に残念なことに、よくて月に1回くらいしかない。つらい。常にデバフがかかっている。


 そういう失敗を踏まえてタイムマネジメントの技術が向上し、管理がうまくなっていくのでしょう。時間管理が上手になるコツというのは、時間管理に失敗することにあるということですね。何事においてもそうか。トライアル・アンド・エラーというのは、それが1セットになっている以上、エラー前提のトライアルというか、エラーが収穫のトライアル。僕たちは、いつもあらゆる物事の、βテストにトライしている。


 今日の予定は「→23:00寝る準備」、この日記時間はここに計上されていたので、オーバータイムエラーです。反省。

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