2024.1.27 ここで一首

 今日は歩いていけるところで歌人の方が短歌の講座をしてくださるということで、勉強になると思い行ってきました。先ほど終わったところです。

 ああ書くこと無くて困ったときも、短歌が浮かべば補えるな。よしよし。


 いや短歌のほうが難しいかな。


 しかし短歌というのは音とリズムをある程度指定される制限芸術とでもいいましょうか(七音が八音になるとかその程度は許容されるが)、そういうものだと捉えていますが、一方でその縛りこそが、音やリズムが様式と合致することによる強さ、つまり短歌という「響きの美」の到達点のひとつに引っ張ってこれる強さを宿らせられるものだとも解釈しました。要するに、音が五か七であるだけで、美しくなる可能性を秘めている。


 講座の中で、写真を短歌にするというものがありました。ぼくもおなじものをみて、自分なりに短歌を試みてみました。


 今はもう

  モノクロームに

   なりにけり

    今きみも見た

     五時のオレンジ


 まだ五時じゃないと言われれば、それはそう。

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