小6の頃、本気で魔法を使いたかった

野口マッハ剛(ごう)

ハリー・ポッターに憧れた時期

 ふと、今になって思い出して、そう言えばそんなことがあったなぁ、そう思っています。


 生きづらさは当時からありました。


 小6の頃には学校生活が楽しくありませんでした。現実逃避ですかね。ハリー・ポッターが流行している時期です。


 自分はハリー・ポッターのように、魔法使いになりたい。そう願っていました。


 そうだ、図書館に行けば、魔法を使える方法があるかもしれない。


 本気で当時は生きづらさを感じていました。


 父親と図書館に行って、魔法のことを調べますが、当然それらは創作物たちでした。絵本や小説……。自分はガッカリしました。


 自分はハリー・ポッターのようにはなれないの?


 本気で魔法を使いたかった自分は楽しくもない学校生活を送ります。ハリー・ポッターは夢でもあり、同時に現実逃避のトビラでもありました。


 そして、中学2年の時に不登校になった自分はハリー・ポッターのことを忘れてしまいました。


 でもね、最悪の時期があれば、生きてて良かった、そう思える瞬間も、きっと訪れます。今の自分は夢や目標があります。


 不登校で悩んでいる、あるいは生きづらさを感じている生徒児童のみなさん。どうか一人で抱え込まないでください。周りにSOSをちゃんと発信してくださいね。


 話はそれましたが、ハリー・ポッターは、自分の小6時代のヒーローであり、唯一の心のオアシスでした。いつしか、ハリー・ポッターを忘れようとも、これだけは言いたいです。


 ハリー・ポッター、ありがとう。


 ハリー・ポッター、さよなら。


 ハリー・ポッター、また会おうね。


終わり😊

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

小6の頃、本気で魔法を使いたかった 野口マッハ剛(ごう) @nogutigo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ