鳴り続ける速報の音
避難した学校の教室で、鳴り続けるスマートフォンの緊急地震速報アラーム。しかし、全員のアラームが一斉に鳴るわけではなかった。同じキャリアでも、鳴ったり鳴らなかったり。それが、余計に混乱しているようで、不気味に感じた。
一番辛いのは、テレビの地震速報のアラーム。
事前に地震を使える速報もあれば、地震の詳細を告げる速報もある。絶え間なく鳴り続ける速報音。聞こえる度に、誰かが驚きビクッと体を震わせれ、それが周囲に広がる。速報の音だけで、不安が増幅してしまう。
ちなみに、私の地震の情報源はウェザーニュー○。地震の規模や津浪の到達予想時刻を、アプリで確認出来る。女子アナ目当ては一切なく、気象予報士の山○さんの方が好きだ。知識と解説の落ち着いた喋りは、見ていて安心出来る。
そして津浪の第1波の到達確認、そして第2波の到達予想時刻を確認しながら、津浪の被害のニュースが無いことを待つしか出来ない。
避難所で待つ間も、毛布を取りに行ったり、ビスケットを取りに行ったりと学校の中を移動する。しかし、準備されているのは体育館の1階。
津浪で避難しているのに、毛布や食料が用意されているは一階。窓の外には、道路を走る車に明かりの灯った民家。
何が正解なのだろうか?
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