第2話 親戚がキターー

13時を回ると平松が来た。待ちに待った遠い親戚である平松が来たのだ。強士たちは、喜んで、義隆の家にあげ、椅子に座らせ、自分たちも座ると、はじめに平松が口を開け、

「この家は、義隆がつくったのか?」

「そうだけど、なんでわかったの?」

「19年一緒にいたんだから義隆の魔力の特徴はわかるよ」

「そういえば、平松さんって見た目は、20歳に見えるけど実年齢は、実年齢はなんだ?」

やつがれは、何歳だったっけな、忘れちゃった」

「じゃあ生年月日は?」

「えーと2556年4月23日生まれかな?」

「あのさ今2685年5月14日だから129歳だよね」

「あ、え、やつがれの年齢そんなんだったけ、よくよく考えたら同級生がみんな4年前までに死んでいたからそんな感じだったかもしれない。そもそも妻が14年前に死んだから」

「え、結婚してたの?」

「そうだね、69年前に結婚していたかな」

「そういえばお菓子食べないの」

と義隆が言うと残念そうに平松は、言った

「いや、良いかな、おやつの食べ過ぎで糖尿病になったし、」

「あ、そうなんだ、ごめん」

「良いよ、やつがれの自業自得だし」

少しの間沈黙が流れると、平松が口を開き、

「そういえば、お前らちゃんと、休暇とれてるか?そもそも、この家作り終わったの、4日前とかそこら辺だろ、」

その言葉を聞いて、耳を疑った実際に、家を作り終わったのは、丁度4日前だったからだ、

「なに?何でわかったか?って思ってるのか?二人とも、だって、魔力探知を使えば、何となく分かるし、11日ぐらい前に強士も手伝っただろ?」

「合ってる」

と、強士はぽろっと声がこぼれた。それと同時に、何でなにも言っていないのに思っていることがバレたのか分からなかった。さらに平松は、また、言った

「思っていることがバレることがそんなに恥ずかしいか?そもそも、顔に出てるぞ?二人とも。」

二人は、すっかり見た目に騙さていたが、自分達が生まれてからずーと見ているのだから当たり前かと、納得しました。

「ねぇ、平松さん?来る前に、テントなかった?」

「あー、そういえば、やつがれが来たとき確かに左側に黄色いテントがあったな、それがどうしたんだ?もしかして、この家ができるまで、二人でテントのなかで暮らしていたのか?あれ、狭くないのか?」

「狭くないよ、だって俺が空間拡張魔法を使ったんだから」

「あっ、だからか強士の魔力がこもってるなーと思ったらそういうことだったのか、」

「一回入ってみたらどう?平松さん」

「じゃあ行こうかな」

三人は、その言葉の通り、ちょっと離れたテント前に来ました。そのテントを見るなり、平松は、

「なぁこれ本当にやつがれ達入れるんだろうな?」

「入れると思うぞ何てったって縦横高さそれぞれ3倍になっているからな。」

「さあ、どうぞ平松さん」

義隆が言うなり、平松は、強士の言葉を信じて、テントのなかに入りました。すると、平松は、

「え、え、なにこれ広くね、これほんとにテントのなか?」

「大丈夫ですよポータルとかいれてないから。」

「これだったら二人でテントのなかで暮らしていたのも説明がつくな、ありがとう二人とも、お陰でよいことが知れたよ、今から家に帰るから」

「ちょい待て、このお菓子、僕達の家族とかに分けておいてくださいね。よろしくと願いします。」

その言葉を聞いてから平松は、首都特別区の方にかえって行きました。

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家系と友と よっぴぃ @yoshi10

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