10

 美姫と対峙すると意気込んだ瑠奈だったが、なかなか切り出す機会を伺い知れないでいた。美姫の業務時間が変則的であるため、二人がじっくり話し合う時間を設けるのがそもそも難しい。

 二人が家に居る時間がずれているのは今に始まったことではないが、瑠奈は改めて母と接する時間の少なさを思い知った。今回のことばかりでなく、瑠奈は母親について無知だったのではないかと、すれ違いが起こる度に反省を募らせた。

 さらに、積極的に話し掛けようとする瑠奈に対して、美姫は瑠奈との接触に消極的だった。挨拶や必要最低限の会話以外では、美姫から口を開くことはなかった。時折瑠奈の方に視線を飛ばすが、目を合わせようとはしない。

 もっともこれは美姫なりの配慮だった。何事も無かったかのような普段通りの態度では、新夜の件をさっさと風化させようとする図々しさに思われるのではないか、と心配していた。また美姫から件の話題を振るのも、一方的に打ち明けておいて終結を急かしていると思われるのではないかとも心配していた。

 瑠奈の中である程度整理が着き、瑠奈から話題を振って来るまで待つ心積もりだった。実際はもう整理が着いているのだが、美姫はそれを知る由もない。

 とはいえ美姫も瑠奈と同じ反省に駆られていた。親として瑠奈を見守っていたつもりだったが、親子の時間は斯くも短かったと痛感する。

 やはり今の瑠奈に打ち明けるには早かっただろうか、と日々悶々と後悔していた。

 目指す場所は一致する二人だったが、時間と顧慮が噛み合わない。お互いがお互いの顔色を窺う内に数日が過ぎた。

 美姫が真実を語ってからちょうど一週間が経った土曜日。瑠奈は、二人とも一日中家に居るこの日を狙っていた。

 午前九時。この時間帯の美姫は、食卓に座ってライバル雑誌に目を通すのが日課となっている。瑠奈は胸に手を当てて騒がしい心臓を抑えると部屋を出た。

 リビングの扉を開けると、予想通り美姫が背を向けて食卓に座っている。瑠奈は美姫の前に回り込むと、平静を装いながら正面の椅子を引いて座った。

 美姫は突然のことで驚いた様子だったが、雰囲気を気取ったのか、手元の雑誌をそっと閉じた。

「お母さん」

 最初に何を話せば良いか。何を瑠奈は知りたいのか。永とも相談しながら、瑠奈は心に決めていた一言を放った。

「お父さんのこと、もっと聴かせて」

『新夜』と会っていた時も、瑠奈は自分の話ばかりで、『新夜』の話を聴く場面は少なかった。大木新夜という人物を推し量るのに、瑠奈の持つ情報だけでは貧窮だった。どんな性格で、何に笑い、何に悲しむのか、本当の新夜を知りたかった。

 美姫はしばらく沈黙していた。話したくないのではない。むしろ、話したい事柄が頭に溢れ返っていたからだ。

 何から話そうか、黙考の末、美姫は始まりから順を追って話し出した。

「生まれてくる子が女の子だって分かって、名前を『るな』にしようって決めたのはお父さんだったの。ローマ神話の月の女神の名前がルナだったから。お父さんの新夜から『夜』と、私の美姫から『姫』を取って、その二人の間に出来た子だから『るな』って名前にするんだって。結構ロマンチストだったんだよ」

 名前の由来なら聞いたことがあったが、このエピソードを聞くのは瑠奈にとって初めてだった。

「神話とかに詳しかったの?」

「そうだね。星座とか、花言葉とか、昔の人の想像によって創られた話が好きだったかな」

 両親の寝室の本棚に並んだ図鑑を、小学生の頃によく見ていたのを思い出す。

「瑠奈には綺麗な景色をいっぱい見せて感受性を磨きたいって言って、物心の付かない内から色んな所に連れ回して。ある時、真冬に何時間も外に連れ出して、そのせいで瑠奈が高熱を出したことがあって、その後しばらく外出させるのを禁止したり――」

 美姫の口からは留め処もなく新夜との思い出が紡がれた。瑠奈は覚えていないはずだが、何故か懐かしい気分になる。父の存在を近くに感じていた。

「実はお父さん、運輸会社の会社員じゃなくて、カメラマンだったの」

「えっ、そうなの⁉」

「うん。仕事でよく一緒になって、私もよく撮られてたな」

「え、お母さんが撮られてたの? なんで?」

「ああ……、私、編集者になる前はモデルやってたから」

「ええ! そうなの⁉」

「新見輝未来って名義で」

 ――にいみきみく?

 その名前が瑠奈の耳に残る。どこかで聞いたことがある気がし、記憶を掘り起こす。

 にいみきみく、ニイミキミク、にい見「輝」みく――

「――ああ! 新見輝未来!」

 瑠奈の古い記憶が蘇る。

「知ってるの?」

「知ってるよ! お母さんの部屋のクローゼットに置いてあった、あの雑誌に載ってた人でしょ⁉」

「よく覚えてるわね」

「当たり前だよ。あの人を見てから、私はモデルになりたいって思ったんだから。――ってことは、私はずっと、お母さんに憧れてたってこと⁉」

 数年越しに明かされた運命の悪戯に、瑠奈は絶叫した。

「そうなるのかな」

 一方の美姫はさほど驚く素振りは見せず、至って冷静だった。落ち着いて、新夜との思い出を一つひとつ思い出していた。

「私がお父さんに初めて出会ったのが仕事現場だったの。そこで意気投合して……。カメラマンの名に懸けて、瑠奈の成長は絶対僕が撮るんだって張り切ってて、瑠奈を抱いてるか、カメラ抱いてるかだった。でも――」

 すぐ埋まっちゃうだろうな。そう言って買ったアルバムがほとんど空白のまま、新夜はこの世を去った。

「持ってたカメラも壊れちゃって……。きっと悔しかっただろうな。瑠奈の成長を間近で見られなくなって」

 美姫は声を詰まらせた。目頭と喉の奥が熱くなる。

「私がお父さんの振りをしたのは、瑠奈にお父さんを会わせる為でもあり、お父さんに瑠奈を会わせる為でもあった。せめてもっと近くで瑠奈が見れるように。カメラに残せないなら、目に焼き付けられるように」

 そうすれば新夜にも届くに違いないと。その一心で続けていたのだと思っていた。

 だがそれだけではなかったことを最近になって美姫は自覚した。

「本当は私もお父さんに会いたかった……! 急に居なくなったなんて信じられなくて、何処かで生きてるんじゃないかって……。瑠奈を騙してたように、私は私を騙そうとしてた……」

 美姫の告白に、瑠奈もつられて涙をこぼす。

 ――哀しいのは私だけじゃない。お母さんはずっと悩んで、苦しんでたんだな。

 先週の瑠奈が抱いた哀傷を、美姫はとうの昔に味わっていたのだ。当たり前のことを瑠奈は痛感した。

「瑠奈の為って大義名分を隠れ蓑にして、実際は私の為にお父さんの振りを続けていた。ごめんなさい」

 美姫は先週と同じ言葉しか出て来ない自分を恨めしく思いながら、瑠奈に頭を下げた。

「もういいんだよ、お母さん」

 対して瑠奈が返した態度は違った。喚くことも無く、その穏やかな声は母を温かく包み込んだ。

「他人の為だとか、自分の為だとか、そんなことは深く考える必要は無いんだって」

 誰かを傷付ける可能性がある行為だとしても、それと同等に誰かを救う可能性があるのなら、他人の為や自分の為だなんて考えなくていい。

 そう瑠奈に教えてくれた人がいたから、瑠奈は同じ言葉を美姫に投げ掛けることができる。

「お父さんはもうこの世に居ない。そう知った時は哀しかった。裏切られた気持ちになった。傷付いた……。でも『お父さん』から貰ったのはそれだけじゃない。『お父さん』が居たから私は今まで笑って過ごせた。――救われた」

 それもまた、瑠奈に教えてくれた人がいる。

「だから、もう謝らなくていい」

 瑠奈は美姫の手を両手で握り締めた。

「ありがとう、お母さん」

「っ……こちらこそ、こんなに優しく、立派に育ってくれてありがとう」

 瑠奈の勇姿を目に焼き付けたかったが、涙で歪んでよく見えなかった。代わりに手から伝わる確かな温もりを感じていた。

 二人とも昂っていた気分を落ち着かせ、おもむろに瑠奈が美姫に切り出した。

「それと、お母さんにお願いがあるんだ」

「……お願い?」

「うん」

 もう一つ、瑠奈には心残りがある。着地点を、答えを導き出し、これからも前を向いて生きて行くため、それに決着を着けるまでは終結するわけにはいかない。


 ――まさかこの顔をもう一度ここで見ることになるなんてね。

 美姫は鏡に映った新夜の顔を感慨深く眺めた。

「私にもう一度だけ『お父さん』に会わせてほしい」

 瑠奈の願いとは、再び『新夜』と会うことだった。

「あの別れが最後だなんて嫌だ。まだ、『お父さん』に言わなきゃいけないことがあるの」

「……分かった」

 美姫は急遽翌日に予約を入れ、準備を整えた。

 まさかと思った反面、片隅ではこの展開を期待していた自分がいる。でなければ先週の時点で美姫はこのデータを完全消去していたはずである。

 とうとう指一本を動かす勇気が持てなかったのは、また『新夜』が必要になる機会を切望していたからだ。

 ――行ってきます。

 美姫の瞳に、新夜が宿る。


 待ち侘びるのには慣れている瑠奈だったが、今日ほど緊張しながら父を待ったことは無い。いつにも増して家中をそわそわと動き回っていた。

 午後一時。いよいよ約束の時間となる。瑠奈が意味も無く席を立ったちょうどその時、インターホンが鳴る。

「!」

 瑠奈は足を縺れさせながら急いでドアの前まで移動する。

 ドアが開く。

「おかえり、……お父さん」

 新夜の姿がまだドアに隠れている内に、瑠奈は声を掛ける。

「ただいま、瑠奈」

 いつもと変わらぬ笑顔を向ける新夜がそこに居た。

 二人のお茶を用意する瑠奈の沈黙が、有無を言わせず新夜を食卓に着かせる。

「あ……お父さんはお茶要らない?」

 二つのマグカップを手にして瑠奈が、台所を出る直前で立ち止まる。

「いや、折角だから貰うよ」

「そう?」

 瑠奈はマグカップを卓上に置いて椅子に座った。

「……」

「……」

 どちらともなくお茶に口を付ける。新夜は瑠奈の出方を窺っていた。

「この前、途中で終わった話があったよね。覚えてる? お父さん」

 瑠奈は父に話し掛けた。新夜もそれに応える。

「うん。今日は覚えてるよ」

「良かった。じゃあ前の続きだけど――」

 瑠奈はいつもの様に、今日までの出来事を新夜に全て話した。新夜も相槌を挟みつつ終始耳を傾ける。

 全て。

 赤裸々に話す覚悟を瑠奈は決めていた。

「……実は、私、付き合ってる人が居るんだ。私……であって私じゃないんだけど」

 端末からルナと恒が映った写真を手元に投影させる。

「恒君っていって、この人なんだけど。その隣が綾名ルナっていう、私が創ったNFで……」

 後ろめたさからずっと秘密にしていた綾名ルナの存在を打ち明けた。恋人を隠していたこと、彼も自分もNFの姿であること、それが瑠奈の懸念材料だった。

「誰かと付き合ってるってのは知ってたけどね」

 どんな反応が来るかとハラハラしていただけに、新夜の反応は驚くほど淡白だった。

「え⁉ なんでっ⁉」

「何となく雰囲気、かな? 経験者の勘ってところだね」

「なんだ~」

 溜め息と共に力みが抜けた。

「でも、NFを新しく創ってたのは気付かなかったな」

 拍子抜けしたのも束の間、瑠奈に再び緊張が走る。

「……やっぱり、アンドロイド同士で恋愛なんて駄目かな……」

 瑠奈が肩をすぼませて萎れる。美姫も、最初に新夜と出会った時は輝未来の姿だった。その経験を踏まえて瑠奈に助言する。

「駄目とは言わないよ。ただ、将来を見据えているなら、必ず曝け出さなければならない瞬間がやって来る。その時に外見が変わっても変わらず愛してくれる人なら、僕は構わないと思ってる」

 美姫を愛してくれた新夜のように。始まりが偽りであったとしても、やがてそれが真に変移する未来があるかもしれないのなら、その選択肢を否定することはできない。

「……分かった」

 瑠奈は新夜の言葉を素直に受け止めた。いつか恒との関係も考えなければならない時が来るだろう。だが今は、今の問題に集中する。

「それと、モデルの件なんだけど……」

 仕事に動向について、瑠奈は美姫に相談していなかった。啖呵を切った手前、一年も経たない内から弱音を吐くのは気が引けたからだ。その代わり新夜には度々相談に乗ってもらっていた。

「辞めることも一瞬考えたけど、まだ続けたい」

 自暴自棄になり、夢を自ずから潰してしまう寸での所で思い留まることができた。

「変わるチャンスを掴んだくせに、私の視野は狭いままだった。ここで辞めたら、一生見れないまま終わる。それはすごく勿体無いと思った」

 瑠奈はまだ、輝莉の見た世界に満足していなかった。

「だから、私はモデルの活動を続けたい」

「……そうか。これからも輝莉の活躍を楽しみにしてるよ」

 親として、先輩として、どの立場でどんな助言をすれば、瑠奈は幸せになるだろうか。そんな新夜の心配は必要なかったのかもしれない。

「僕は瑠奈の話を聴くばっかりで、ろくな相談相手になれなかったけど、瑠奈はもう一人で自分の道を決められるんだな」

 アンドロイドは涙を流さない。故に新夜は、今度こそ瑠奈の勇姿を目に焼き付けることができた。

「それは違うよ、お父さん。この結論も、……『お父さん』を受け入れられたのも、色んな人が私に教えてくれたから、私は考え直すことができた。きっと私は色んな人に助けてもらってきた。その中には、お父さんも含まれてるんだよ」

 昨日と同じように、瑠奈は新夜の手を両手で握り締めた。冷たい手だったが、これが瑠奈の父の手なのだ。

「お父さんが、『お父さん』が傍に居てくれたから、今の私がある」

 心残りとなっていた言葉を伝える。

「ありがとう、お父さん」

「……こちらこそ、こんなに優しく、立派に育ってくれてありがとう」

 我が娘の成長を心から祝福しながら、新夜は答えた。


「ねえ、何で私が今まで、起こった出来事を全部お父さんに話してたと思う?」

「何で……? 瑠奈が話したかったからじゃないのか?」

「それはそうなんだけど……。私はずっと、お父さんとお母さんが何年も会ってないと思ってたんだ。だから三人が揃った時、会えなかった空白の時間が目立たないように、思い出を詰め込んでた。そうすれば共通の思い出を持ったまま新しい思い出を作れるって」

「……そんなこと思ってたのか」

「お父さんは居ないって聞いた時、もう三人が揃うことは有り得ないんだって知って、哀しかった」

「……」

「でも何故か、今、家族三人で居る気がする。お父さんも、お母さんも、私と同じ時間を過ごしてる気がする」

「……うん、そうだな。きっとそうね」

「おかえりなさい」

「ただいま」


 時刻は午後五時を指していた。

「瑠奈。もう行く時間だ」

「うん。あ、ちょっとだけいいかな」

 瑠奈は自室に戻り、カメラを手にして新夜の元に戻った。

「これは……?」

「今日届くように昨日注文しておいたの。これで写真撮ろうよ」

 新夜がどの機種を使っていたのか突き止められなかったため、瑠奈が適当に買ったカメラである。

「昨日お母さんが言ってた、全然写真が入ってないアルバムがあるんでしょ? これからは、このカメラで撮った思い出でいっぱいにしたいから」

「それは名案だね」

 早速カメラを設置する。しかし二人とも本格的なカメラの操作には疎い。撮られるのは慣れているが撮るのは慣れていない。

 苦闘の末、ようやく準備が整った。

「ほら、もっと寄って」

 瑠奈は新夜の腕を抱き寄せた。身を焦がすほどのライトも、レンズの奥のこちらを向いた無数の眼も無いが、瑠奈は史上最高と自負できる笑顔を見せた。

 新夜なら、こんな時はきっとこんな風に笑うだろう。美姫は新夜の笑顔を思い出した。

 カメラのライトが点滅する。


 靴を履く新夜と、その背中を見送る瑠奈。今までと同じ光景だった。

「それじゃあ……」

 立ち上がった新夜が振り向く。見送る側の痛苦なら飽きるほど味わってきた。見送られる側の憂悶も知った。

「……」

 瑠奈は新夜の胸に抱き着いた。惜しむためではない。離れるための通過儀礼として。

 ――……冷たい。

 新夜に体温など無い。いくら耳を押し付けたとて、聞こえる心音が一つなのは変わらない。それでも瑠奈はこの場所に収まって安心を得る。

「ありがとう、お父さん」

 こぼれ落ちるように囁く。新夜も愛おしそうに瑠奈の小さな身体を抱き締めた。

「ありがとう、瑠奈」

 その言葉を聞くと、瑠奈は新夜から離れた。そして小さく手を振る。新夜もまた手を振り返し、無言のままドアを開けた。

 別れの台詞は禁止した。瑠奈が聞きたかった言葉はそれではないからだ。

 ドアが閉まる。

 ――これからも見守っててね。お父さん。

 瑠奈の頬に一条の光が伝う。やがてそれは炯々と輝き、玲瓏たる声を響かせた。


 共に歩んできた顔を眺める。

 ――あなたとこんな不思議な付き合いが待ってたなんて。

 美姫の浅慮が、この奇妙な付き合いを招いた。そんな頼りない美姫を支えてくれていたのは、間違いなく瑠奈と新夜だった。

 ――私の我儘に巻き込んでごめんなさい。そして、ありがとう。新夜さん。

 いつまでも哀しそうな、情けない顔を晒すわけにはいかない。最後はやはり笑った新夜の顔が見たかった。

 ――これからも見守っててね。お父さん。

『アンドロイド本体は速やかに破棄され、保存されたデータは完全に消滅します。復元等の対応は一切行っておりません。また完全消去を選択後、この操作に戻ることは出来ません。このアンドロイドデータを完全消去しますか?』

 もう二人は前を向いて生きて行ける。これが二人の導き出した答えだった。美姫は臆することなく、人差し指を動かした。

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