　館を散策すると小笠原のメモ帳が彼の部屋から出てきた。

　📝松岡刑事は探求心を抱え、天間荘の殺人事件に隠された真相を解き明かすべく、証拠を集め始めました。部屋に残された手紙には、藤原悠一が持っていた闇の取引や家族との複雑な関係が暗示されており、それが事件の鍵を握っていることを感じ取ります。

　一方で、妻である美智子は冷静を装っているが、その瞳には何かを隠しているような影が見え隠れしていました。竹内の口からも怪しい情報が漏れてきて、事件の背後には贋金や企業スキャンダルといった闇の顔が浮かび上がっていく。

　松岡は、部屋のあらゆる角に潜む秘密を探し、容疑者たちの矛盾した供述を精査します。そして、天間荘の殺人事件がただの犯罪以上に、人間関係の複雑な機微に絡まれていることに気づいていくのでした。

　松岡刑事は真相に迫る中で、美智子の冷静な仮面の裏に隠された感情や動機に焦点を当てます。彼女が夫の藤原に対して抱いていた複雑な感情や、家族の中での権力争いが、事件の背後に潜む謎を解きほぐす手がかりとなります。

　竹内もまた、ビジネスの陰謀や裏切りに巻き込まれ、事件の真相がますます複雑に絡み合っていく中で、彼の過去の闇も浮かび上がってきます。そして、佐藤の忠誠心や秘密にも探偵の鋭い眼差しが光を当て、事件の核心が明らかになりつつあります。

　一方で、松岡自身も過去のトラウマや痛みに向き合いながら、事件解明に全力を注ぎます。

　真犯人は美智子でした。彼女は夫の藤原に対する怨みや過去の闇、そして贋金や企業スキャンダルに巻き込まれた結果、冷酷な計画を実行しました。竹内との共謀も明らかになり、彼女の冷徹な一面が明るみに出る中、松岡刑事は彼女の緻密な罠に気づきます。美智子の心の闇と家族内の複雑な関係が、天間荘の殺人事件を引き起こす遠因であり、その真相が明かされたとき私は衝撃を受けた。

　このときは生きていた佐藤圭一は奥さんの香美と一緒に今回は殺されてしまった。

　阿川一郎、佐藤圭一、佐藤香美、恵比寿、小笠原、藤原悠一……前回のも含めると犠牲者は6人。

　私も気をつけなきゃ！と、邦子は思った。