第3話 りゅうとひめさま

『ねえ龍〜』


『なんですか姫様』


『暇じゃない?』


『私、今魔導書読んでるので忙しいです。お暇でしたら私のところに来て大人しく本でもお読みになったらどうです?』


龍は天然なのか無意識なのか自分の膝をトントンしてわたしを呼び寄せた。いや龍耶さん、いつもなら全力で逃げるじゃないですか…。私を自分から誘ってどうするんですの


『わかった!龍の膝の上に座って大人しく本読むね♡』


『はいはい。どうぞこちらへ』トントン


『やったぁ♡』ボフッ


『普通にしてれば可愛いのに』ナデナデ


『えへへ♡』


って今なんと?おっしゃいましたの??わたしの空耳??幻聴??難聴???


『良い子にしてたらご褒美あげますからね。姫様』ナデナデ


『う、うん...//////』カァァァ-------


私は普段と違う龍の言動に真っ赤になるのであった。

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