第5話 話しかけられる、触られる
小学生低学年辺りからそこら辺にいる幽霊に話しかけられる、触られることが増えた。
多分無意識に目線がいっていたのだろう。
でも、父にも母にも「幽霊は無視するように。」と言われていたので
無視して気が付かないふりをするが
もうずっっっっっとついてくる。
耳元で
『視えてるんでしょ、わかってるよ、ねえ、話そうよ。』
とか言われたり
いきなり手が出てきて避けきれずに掴まれ何もない所で転んだりした。
近所の人から見たらおっちょこちょいな子だな、と思われていたかもしれない。
でも、張本人は手が邪魔だよ!とキレて思いっきりキックして家に帰って母に報告
靴下を脱いで足首を見てみたら成人男性に掴まれたような手の跡が赤黒く残っており、それは2週間ほど消えず靴下で隠していた。
話しかけられるのは成人してからもある。
でも、基本無視
なにもできないから。
家についてきそうになったら
「ごめんなさい、私には何も出来ません。この先に神社があります、そこに行ってみてください。」
と口に出さずに頭の中で唱える。
それで神社に行く幽霊もいれば、行かない幽霊もいる。
性格かな、とか考えている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます