第3話 どうして幽霊が視えるのか

どうして見えるのか

それの説明を忘れていた。


筆者の母は霊感はないが悪い気などは感じやすい、霊感の類のある家系ではない。

父は家系柄霊感があったがいつの間にか消失、娘に遺伝することはないだろうと思っていたとか、それもまた思い込みではないのかと思ってしまうが。

そんなこんなで娘に遺伝しないと思っていたこともあり筆者が年中辺りの頃呑気に正月の親戚の集まりで下の娘さんが変なこと言っているよ、と親戚に呼ばれ父は筆者のところに


「何が見えるって?」


「だから、この人達ってだれ?おじいちゃんおばあちゃんはいるのになんでいるの?」


そう言い指をさしていたのはご先祖様の写真達

どうもここにいると主張していると。

いとこである霊感を遺伝している子に父が確認すれば同じことを言っていた。


流石に偶然とは思えない、と父は叔父にも相談して幼い自分に話を聞いていったとか。

視えるようになったのは最近であるということ、幼稚園での出来事を母からも聞いてそれは決定的となった。


これまで霊感を受け継ぐのは男性ばかりだったのもあり、女性である筆者が受け継ぐなんてありえないと思っていたから。

それでも見えると言うのだから間違いないだろうと。


改めて父と母に父方の祖父はいろいろと話したそうだ。

内容はあまり覚えてないが接し方や対応の仕方だったと思う。


霊感を受け継いでいたのはこれまで息子ばかりだったから、娘が受け継ぐなんて初めてだったからと

冒頭も言ったが筆者は女だ。

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