第3話初戦闘そして、、、

あらすじ〜戦闘開始

「おい邪鬼まずは影移動のやり方教えてオークの足止めをしろ」

「やり方も何もシンプルに見える影の位置まで潜って移動する感じです。」

「潜ってる間はどんな感じ?」

「水中みたいな感じですねちゃんと息とめてくだいね空気ないんで」

「了解オーク任せたぞ」

「合点!」

会話を終わらせて息を止めてさっきフォークリフトで飛ばした冷蔵庫の影付近から工場内のオークより奥の位置まで視認してから潜る。

潜ると一瞬で視認していた場所に着く

あの馬鹿鬼何が息を止めてくださいだ、一瞬で着くじゃないか生きて帰れたらどついてやると心に決めながら声のした付近を探す。

「え〜んお母さんどこ〜」

工場内の机の中から声がする。

「待っててね今すぐ行くから。」

声がした机の方に向かい移動して机を覗き込むと案の定5歳位の女の子が机で泣いていた。

「もう大丈夫だからねお兄ちゃんがお母さんのとこまで連れて行ってあげるから。」

そう言って彼女をおんぶし出口まで影移動で行こうとしたその際。

「お兄ちゃんありがとう」

「全然いいよ。」

「でもお兄ちゃんどうやってお母さんのとこに連れてってくれるの?わたしお母さんなんていないのに」

その言葉を聞いた瞬間背中に背負っていたそれを反射的に背負投げした。

「きゃははっははははははすごいね!めちゃくちゃ飛んだねお兄ちゃんもう一回やってやって」

「お前何者なんだ」

「わたし?わたしは天邪鬼人の心に漬け込み嘘と虚をこよなく愛する者だよどう?騙された気分は?悔しい?悲しい?」

「いや安心した」

「へ?」

「だって被害がトラッシュだった俺が唯一このイレギュラーでの死者だろうし、もう少しでSWORDも来るだろうし君はSWORDに討伐されてハッピーエンドじゃない?」

「お前狂ってるな僕と同類かもな普通怖いとか死にたくないとかじゃない?」

「ところで質問なんだけどあのオークは君の?」

「いいや顕現してこの工場地帯を散歩してたらあの豚がいてお前たちを襲う感じだったからもっとかき回そうとしただけ」

「そうかじゃあイレギュラーはオークに対しての発令っぽいね」

「どうでもいいが始めようぜ丸焦げにしてやるよ【鬼火】」

そう言って天邪鬼は両手に青色の炎を出現させ投げてくる

「危ないじゃないか!あたったらどうするんだ?!それに天邪鬼って戦闘能力ないんじゃないの?騙したり変装したりってイメージだけど」

「当てようとしてんだよ!それに僕は逸れ者だからなこっちからも質問なんだがこっちは鬼火があるけどお前は武器取らないのか?」

いやあるけどばっちいんだもん極力使いたくないでもそんな事を言ってる場合でもないか。

「じゃあお言葉に甘えさせてもらおうかな【尺刀】」

「尺刀だとどこでそれを手に入れた」

「いや馬鹿が持ってきたケツに挟んで」

「まぁいいやお前を殺して回収すればいいだけの話だし。」

「この汚えの持つ以上は勝てなくてもせめてダメージ位は与えてやるよ」

影移動で背後に回って尺刀でぶっ刺してやる

そう思って背後に回った瞬間【鬼火】何故か自分の足に火の玉が着弾した。

「あっちぃぃぃぃ」

「見え見えなんだよ僕には鬼火ともう1つ【看破】があるからねさあどうする?このまま丸焦げになるかい?僕の看破は君をロックしているから逃げたくても逃げれないだろけどね。さぁ鬼ごっこならぬ人ごっこの開始さぁ」

帝絶対絶命!



4話に続く。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る