17.私が悪いと言いたいのか
凄く強そうな女性が専属になったけど怖い人なのかな。
「こちらこそよろしくお願いします」
「メリッサは元々凄腕の冒険者として活躍してたからお前たちの先輩に当たるからな困った事があれば聞くと良いからな」
元冒険者なら問題を起こして怒らせない様にしないとな怖いし。
「失礼します、ギルマス緊急の救難要請です」
早速魔石を出して買い取りをお願いしようとしたら何だか大変な事になってないか。
「何処からだ」
「此処から早馬で休まず走って四時間位の場所で領主父娘が乗った馬車がオーガの群れに襲われて危険だと魔道具での救助要請が入りました」
「俺達が助けに行く俺達ならその距離ならすぐにつける、それに生きてさえいれば聖女の力で回復できるしな、詳しい場所を教えてくれ」
「実力的には問題ないだろうし場所を教えてやれ」
場所を聞いた俺達は建物を飛び出して街の外に急いで移動してキッチンカーにキャンピングカーを出して救助に猛スピードで移動して向かう事にした。
「ごめんなリン勝手に決めて助けに行く事にしたけど皆を危険に巻き込む事にしてしまって」
「問題ないなのです、助けが必要な人が居たら行くのがご主人様なのですから」
幸いな事に道にはバシャや人などはいないので事故の心配をする事なくスピードを出して移動出来るからこれなら無事に助けだす事が出来る筈だ。
「ご主人様、レーダーに魔物の反応があります場所的に救助の要請があった場所ですねもうすぐです」
「あそこか、リン馬車に魔物が近付かないよう魔法で攻撃してくれ車を馬車に横付けして結界を発動して守るから」
「はいなのですいきますね」
リンによって馬車の周りから魔物は居なくなったが、怪我をして倒れてる人も居るから気をつけて車を近づけて結界で守らないとな。
「聞こえるか勇者一行目的地ついたすぐに行動に移るぞ」
無事に馬車と倒れた人を含む全員を結界の中に入れることが出来たから怪我人の回復を優先してから魔物を退治だな。
「先ずは回復から頼むその間に周りの魔物を倒すから」
「分かりました」
オーガは魔法銃で撃退してるがいかんせん数が多いな。
「大きい魔法で数を減らしてくれその後撃ち漏らしを退治するから」
「準備します」
広範囲を攻撃する為か今回は重力魔法でオーガを押し潰して倒してくれたので数が減ってやりやすくなったなこのまま全部倒せそうだ。
「みてみろこの新しくなった聖剣をそしてくらいやがれ」
ちゃんとした剣になってるだけあって前回と違って魔物をしっかりと倒せるようになってるな勇者も成長したな、まぁ戦い慣れてないからスキもあるけどそこは周りのみんなが盾で防いだり、魔法で攻撃したりと連携が出来てきてるな、実戦で成長するタイプかこれならどんどん戦わせた方がのちのち役に立つな。
「ご主人様もう撃ち漏らしなく群れ全部倒せました」
「こっちも全員の怪我治せたよ、みんな無事でした」
良かった、助けるって言ってから来たけど自信無かったから、助ける事が出来てほんとに良かった。
「助けてくださりありがとうございます」
総いいなが年配のら男性の方が頭を下げてお礼をしてきたので、しっかりと対応しないとな。
「いえこちらこそ無事に助ける事が出来て良かったです、お二人は怪我はなかったですか」
「はい、護衛の騎士達が居たおかげで娘含めて怪我一つありません、そして護衛の騎士達まで救ってくださってありがとうございます」
「いえ、怪我を治したのはあっちなのでお礼は向こうにしてください」
それから領主は、一人ひとりに頭を下げてお礼を言ってまわっていたので、相当人が良いんだな。
「ご主人様無事に終わって良かったですね」
「ほんとに良かったよ、全員助かったからね」
「領主様、この後どうされますか、馬車は使えない状態なので一緒に町の方に向かわれますか」
「そうだね、ここから徒歩での移動は厳しいからお願い出きるかな」
「分かりました、護衛の騎士様ふくめて全員乗れますので一緒に移動しましょう」
「リン、勇者一行に領主様を任せるのは不安だからリンも帰りはキャンピングカーの方に乗って軽食や飲物出してもらえるかな、いろいろとストックはあるからそこから出してもらえば良いから」
「分かりましたなのですよ」
荷物含めて乗せるものは全部載せてから領主父娘と護衛の騎士全部が乗り込んだのを確認してから倒した魔物の魔石も取り忘れがないかと戦いの後の処理の確認が終ったので町に帰りますか、帰りは急がなくて良いから一人だし出て来る魔物に注意しつつ走らせれば問題無く着くと思うけど、キャンピングカーの中は大丈夫かなこれで問題でも起こしてたら過酷な重労働をしないといけなくなるのは嫌だなバツを受ける時は連帯責任でいこう。
「輪が居ないと運転も寂しいな」
「なら私画一緒に居てあげようか羽太弥」
「なんで二人して突然現れるのロゼッタお姉ちゃん」
一人でボヤおていたら突然ロゼッタお姉ちゃんが助手席に現れるもんだからびっくりしてハンドル操作がおぼつかない。
「別に良いでしょ、一人で寂しそうだったし」
「まぁ話し相手が居ないから寂しかったけどさキャンピングカーの方はどうなってるの」
「リンちゃんがここぞとばかりに、羽太弥がかくれて作って隠してた料理を沢山出して振舞ってたわよ、わたしもいろいと貰って食べてきたけどね」
「頑張って作ってストック増やしたのにな、問題は起こしてなかったよね」
「起きてないと思うわよ、ただ私達を見て羽太弥は御使い様だって言ってたくらいかしら」
「それ充分に問題になるよね」
「良いじゃない教会では御使い様って言われてるんだから一人や二人増えたくらい」
「増える相手の立場が偉い人なのが問題なの、ただの料理人で旅してるのにさ、料理を作れなくなったら今後お菓子食べられなくなるんだからね」
「あら、それは問題になるわね、そうならないように万が一の時は私達が出て来て対応しないといけないわね」
「その時はまあり大事にしないでね」
「考えておくわ」
不安な返事しか貰えなかったから心配になるけど、町が見えて来たけど、領主様を歩かせて町に入るのも問題になりそうだからこのまま行くしかないかなひとまず冒険者ギルドに行ってみようかな。
「皆様冒険者ギルドに着きましたけど移動中問題などなかったでしょうか」
キャンピングカーの中に入って声をかけてみたらいろんな料理やお菓子が沢山出してあり皆でそれぞれ食べるのに夢中になってるけど、見る限りでは問題は起きてないね皆楽しそうだしね。
「ご主人様どうしたんですか」
「リン、ひとまず両手一杯に持った食べ物を一旦おいてから話しかけてね、町の冒険者ギルドに着いたよ」
「これは、御使い様ほんとに助けてくださりありがとうございます」
「領主様、一応町の冒険者ギルドに着きましたけれどギルドで良かったですかね」
「ギルドで問題はないですよ、報告とかもおこなうので」
ビシッと決めようとしてるけどいろいと食べてたのか口の周りが汚れてるので決まってないな、娘さんの方もお菓子を中心に食べてるみたいだけど気に入ったものあったかな、別れる前に色んな物をお土産で渡しておかないとな。
「領主様ギルドの中に入る前に口のまわりを綺麗にしたほうが良いですよ」
慌てつつ汚れを落とし服も整えたので領主様と一緒にキャンピングカーから降りてギルドの中に向かう事にしたけど、念の為にりんだけ付いてきてもらっておこうかな。
「リン一緒についてきてもらえる」
「私達は一緒に行ったほうが良いですか」
「残ってて良いよまた何か問題起きそうだし」
「なんですそんなトラブルメーカーみたいに言わないで下さいよ」
文句を言ってる勇者一行を置いてギルドの中に入ったけど、朝来た時のざわめきとは違うざわめきが起こってるけどなんで、そしたら受付嬢のメリッサが凄い勢いで来てそのままギルマスの部屋に連れて行かれたけど怒られる事はしてないよね。
「領主様ご無事でしたか」
「見ての通り怪我無く戻ってこれたよ」
「帰って来るまでに問題など起きませんでしたか」
「問題どころか快適に過ごす事が出来て良かったよ、むしろ専属の護衛として雇いたいくらいだよ」
「すみません、ただの料理人にはそれは無理ですよ、それに色んな所見る為に旅をしたいですからね、依頼があれば優先で受ける事は出来ますけど」
「これはこれは、振られてしまったね、僕のラブコールは負け無しで有名だったんだけどね」
「すみせん、出来る事ならどんな事でもしますのでどうか」
「どんな事でもっていったね、ならここに来るまでに食べた料理をまた作ってもらえないかな美味しかったからまだ食べたいんだよ、娘のリアも気に入っていろいろと食べていたからね」
「それなら問題ないですよ」
「よし、なら約束したからね、今日はひとまず屋敷に戻るとするから後日依頼として出すから屋敷に来て作ってくれないか」
そう言って椅子から立ち上がって部屋から出ようとしていたので、ギルマスが慌てて見送りの為について行きながら馬車の用意が出来ていると言ってるけどいつの間に手配してたのかな。
「リン、急いでついていってお菓子とかある分を手土産で領主様に渡してあげて」
「はいなのです」
リンも急いで部屋から出て追いかけて行ったので、自分も部屋から出て教会に帰ろうとしたら、メリッサさんが扉の前に立ち塞がって睨んでるけど、何も問題は起こしてないよね、怖いんだけどリンを部屋から出したの間違いだったかな。
「メリッサさん通してもらえませんか」
「ギルマスが戻るまで部屋に居てください」
「問題など起こしてませんよちゃんと助けも間に合って帰ってきたじゃないですか」
「はい、そうですね」
意地でも部屋から出してくれないみたいだ、それなら持ってる魔石を今のうちに見てもらって買い取ってもらおう。
「メリッサさん、ギルマスを待ちますので今ある手持ちの魔石を出しますので買い取りしてもらえませんか」
「良いですよ、お金は後日ギルドに来た時お渡しになりますが」
「はい、それで大丈夫です魔石は何処に出せば良いですか」
「そこのテーブルに出してください」
場所を指定されたので前に倒した魔物と今回のオーガの群れの魔石全部出してしまったので、これで少しはお金が出来ると良いな、この町では屋台の販売してないしね、少しでも収入がないと買い物で困るしね。
「これで全部なのか」
「はい、これで全部になります」
出した魔石をまとめると邪魔にならないように隅のほうにまとめられたので後日お金を受けとろう。
「ところで、トラブルが起きた時見ていたがどうやって攻撃を防いでるんだ、あの至近距離で当る直前で剣を止める事が出来ていたからな」
「それは、結界を発動してるので当たる事がないんですよ」
「どんな攻撃でも防げるのか」
「はい、一応今の所はどんな事でも防げてます」
「なら少し試しても良いか」
そう言うと、カベに飾ってあった剣を手に取ってかるく素振りをしてから突然剣を向けて斬りかかってくるけど結界は発動済みだから大丈夫だけどさ危ないんじゃないのかな。
「ご主人様戻りまし……」
「どうしたとつぜん止まって」
ちょうど斬りかかって剣が結界にあったて止まったくらいにリンとギルマスが帰って来て目撃したからさ、リンが危険と判断して魔法を発動してるけど大丈夫かな。
「リン落ち着け大丈夫だから」
「何してるですか消えるなのです」
リンには声は届かなかったらしい、出力を抑えてない魔法が発動してコチラに向かってきてるけど流石は元凄腕冒険者なだけあってちゃんとかわしてるけど、部屋の物後から弁償白って請求来ないよね、凄く高そうな物が沢山だからさお金無いんだよ。
「ご主人様大丈夫なのですか、私が離れたばかりに」
「リン大丈夫だよただね、やり過ぎて部屋が心配だよ」
「部屋よりご主人様なのです」
「取り込み中悪いけど何がどうなったら部屋が壊滅的被害を受ける事になるのかな」
「さぁそれは分かりませんが日頃の行いによるのかと」
「それは、私が悪いと言いたいのか」
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