2024.06.08(土)

2024.06.08(土)


 前日の夜作った晩御飯――

 日が替ってから実食。作ったのは、味噌ラーメン(菊水の味噌スープ・麵好亭の生めん、山頭火の叉焼、メンマ、ネギ)、賞味期限が2月で切れていた肉団子、ウインナー2本、貰い物の高野豆腐の煮物。

 彼女の晩御飯は、生海老のお刺身、おにぎり、柴漬け、スイートポテト半個。


 食べながら青山さんの「ぼくらの国会」を彼女と一緒に視聴する。今回は、〈【ぼくらの国会・第746回】ニュースの尻尾「レーダー照射チャラは日本を歪める」〉。


 内容は公式ページより、


〈「ニュースの尻尾」705回目は、令和6年6月1日に開かれた「日韓防衛相会談」にて、レーダー照射問題の再発防止策を自衛隊と韓国軍の双方で確認し、ハイレベルの交流を再開することで一致したことについて、令和6年6月5日に自由民主党本部で行われた「国防部会・安全保障調査会 合同会議」の様子と共にお話ししております。〉


 レーダー照射問題は初めからなかったという主張を韓国側は一貫して述べている。これについて再発防止にむけて努力するといったとき、哨戒機自体を日本は飛ばさないことを確約したように受け取られないかという疑問が呈された。

 やったことをやっていないと主張して押し切る相手の言い分をそのまま吞むことの愚やいかに。

 国防は国の維持の要であるのに、心無い議員によって骨抜きにされていくさまを見せつけられるのは苦痛でしかない。やってることがいちいちでたらめすぎる。


 ぼくらの国会視聴後、今度は打って変わって、初めて見るチャンネルの、〈だし巻き〉調理動画を見た。語りはけっこうふざけてるのかと思えるようなものだったけど、出来上がっただし巻きはたぶん美味しいんだろうなと思えるもの。わたしはつなぎに片栗粉を入れるけど、片栗粉なしバージョンはこれはこれでまた美味しいものだろうし、だしでぐずぐずになるにせよ、今度一度試してみたいと思わせてくれた。


 そして、地上波の『ケンミンSHOW』が公式チャンネルでYouTubeに公開されていたので、〈ヤギ汁〉の回を視聴した。

 京都の小学校では、ランドセルでなくランリュックを背負って子供たちが登校しているという話題があった。わたしの住む地域も、番組で出ていたものよりもさらに安価な製品だけど、いわゆるランリュックでの登校が校則になっていて、小学校の六年間は、黄色いランリュックを背負って片道二キロ以上の道のりを歩いていたのだった。彼女にもこんなのだよと、ネット検索をして画像をシェアしてみた。ランリュックでの登校はけっこう珍しいんだろうか?

 また、三重県の〈揚げ餃子〉も紹介された。店によって中に入るものは異なるけれど、とにかく一口齧ると肉汁がたっぷりしたたり落ちるのは共通らしい。もともと給食で出すために、一個を大きくして、火通りをよくするために高温で調理できる揚げる操作を選択したらしい。給食で食べた味は、思い出の味として老若男女の舌に定着する。わたしも子供のころ給食で食べた麦入りのわかめご飯とか、揚げパンとか、いまもときおり食べたいなって思うくらいだし、三重の人があの大ぶりの揚げ餃子を食べたくなる気持ちはわかる気がした。

 その後、沖縄の〈ヤギ汁〉の話になる。ヤギの首から下の肉なら何でも入れ、水で煮て、味付けは塩だけらしい。そしてヨモギの葉っぱを添えて食べるというもの。例えとしては、大人の男性が一週間お風呂に入ってないような臭いがするらしい。好きな人は好き、嫌いな人は嫌いときっぱり好みの分かれる味らしい。北海道の人はジンギスカンなど羊肉に慣れているのか、ゲストの北海道民は普通に食べているのが印象的だった。静岡だったり、京都だったり、日本の真ん中あたりに住むケンミンには個性が強すぎて太刀打ちできないようだった。わたしも子羊肉は好きだけど、ヤギ肉、これは食べられるだろうか、どうだろう、臭いでうぷっとなりそうな気がする💦


 その後、またしばらく読書をする。

 わたしはこの時間に『読書と日本人』(岩波文庫)を読了する。

 内容、とてもよかった。ブックオフで安く購入したのが悪いと思えるくらい。


 同じ時間、彼女はイラストをひとつ完成させる。DMで送ってくれた。

 コードネーム〈読書中〉。本も気になるけど、他のことも気になる、うずうずという心理がよく表れているイラストだった。


 新書読了後、一旦休憩。リッツクラッカー1袋と、紅茶(セイロン)を入れる。

 ひさびさの紅茶。旨し。

 彼女はえびせんと、柿の種。柿の種は彼女にはちょっと辛かったらしい。豆が欲しいと訴えていた。こっちにいれば手持ちのミックスナッツを器に入れるところなんだけど。離れているのがもどかしい。


 星新一『妖精配給会社』(新潮文庫)のなかの、「おそるべき事態」「夏の夜」「三角関係」「マッチ」を読む。中高生のころはその内容に惹かれて面白いと次々読んでいた。いまになってくると、その筋運びだったり、アイデアの源泉だったりに気づくことが多くて、自分ならこういう部分も書きたいなとか、ちょっとあっさりしすぎてるなとか、小説に対する注文が大きくなってくる。無批判にただ楽しい楽しいと読んでいた時代が懐かしい。


 読書のあと、朝食を準備する。

 朝食は、おやつを食べた直後だったので少なめに。

 白米と納豆と肉味噌。これでごはんを食べて終了。

 彼女もフルグラヨーグルト。


 食後、お互いに示し合わせて用意してあった氷菓の〈コーヒーフロート〉を食す。彼女の方は、アイスに、ベイリーズアイリッシュクリームを垂らすという悪魔の手法を思いついたらしく、実践していた。かなり美味しかったらしい。こんどわたしもアイリッシュクリームを用意して同じようにやってみようと決意する。


 星さんの小説を読んだあと、無性に、数か月前に読んだ諏訪哲史さんの、純文雑誌『新潮』に掲載された「極光」の再読をしたくなって読んでいた。アイス後にまたつづきを読んで読了する。12ページの短編だけど、読み応え十分。また時間を置いて三読目も挑戦しようと決意する。


 Xにはこんな内容でポストした。――


午前8:57 · 2024年6月8日


〈諏訪さんの「極光」再読。初見時よりもスムーズに読むことができた。夢の中でアラームを止めて、このまま死んでしまった方がいいと覚悟した後での、prison行きのバスとの遭遇。そして生地に帰ることを決意するまでの流れ。12枚によく収まってるなと感心する。また時間を置いて、三読目も試そう。〉


ちなみに、初読時のポストはこちら。――


午後10:18 · 2024年4月8日


〈諏訪哲史さんの「極光」読了。12ページの短編だけど密度が濃い! 死と隣り合わせの極限まで進んだ先に自分のその後の人生が用意されていく。青年期のおわり。繰り返すけど、密度が濃くって、読むのに一時間以上かかってしまいました。〉


ちょうど二か月間を開けて再読したんだなとわかる。


 その後、就寝。

 3時、起床。


 夕食は作り置きのカレーと、これも作り置きの煮豆、マカロニサラダ、牛丼の上の残り(といっても肉はあらかたなくなっていて、ほとんど蒟蒻の煮物と化している)。

 彼女は抹茶バウムと飲み物。


 食事中は虎ノ門ニュース金曜日を視聴する。


 その後、入浴。

 入浴後、朝に「Summer Game Fest 2024」で公開された『モンスターハンターワイルズ』の最新公開映像第二弾をYouTubeで視聴する。アイルーはやっぱりこれしゃべってるよね? とちょっと驚かされた。狩りの画面はどんな感じになるんだろう。


 そして、アトラスフェスの一日目の配信で、『メタファー:リファンタジオ』の冒頭のプレイ実況を彼女と拝見する。操作感覚や、ストーリー運びなんかが、『ペルソナ5』っぽいねというところで彼女と意見が一致する。10分ほど見て視聴を停止した。あとは製品がでるまでに集まってくる情報で、買うかどうか考えよう。


 それからまた目をつむって休むことに。

 睡眠学習は青春アドベンチャーの『なにわ純情ナイトメア』。ふつうの現代ものかと思ったら怪奇? っぽい感じになって、途中もけっこうごたごたするエンタメものだった。あまり頭が休まった気はしないけど、たまにはそういうのもいいか。


 起きてから検索してみると、どうやら諏訪哲史さんの新刊が、2024年の4月に刊行されていたらしい。国書刊行会で、箱入りの販売だった。価格は普通の単行本の二倍くらいしているけれど、買えるときに買っておこうと、チャージして間もないamazonマネーで購入した。ほかに、『アサッテの人』と『りすん』も購入を決める。これで諏訪さんの小説はコンプリートしたことになるか。(あとは、いずれ文芸評論本を買いたいかな。こちらもいい値段がしている……。)


 そして彼女を起こして、公開されてすぐの青山さんの「ぼくらの国会」の最新回〈【ぼくらの国会・第747回】ニュースの尻尾「都知事選でこれが起きる 東京の現実」〉を視聴する。


 内容は――


〈「ニュースの尻尾」706回目は、令和6年6月2日投開票の東京都港区長選挙で、自公推薦の現職武井市長を破り、無所属新人の元区議清家愛氏が当選した結果を受けて、あらためて東京都知事選挙についてお話ししております。〉


 自民党の名前を掲げるだけで選挙当選が危ぶまれる昨今。次の選挙はどうなってしまうんだろう。また都民は次の都知事をどうするのだろう。蓮舫さんになるんだろうか。それとも現職のままなのか。誰になっても先行き不安な予測しかたたないのがなんとも……。


 6時半、勤務へ。


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