2話 入学式
Esserの話を聞いてから、師匠の過去を聞いてから、いっそ頑張るようになった。言語、術の向上色々あった。発生言語に関しては、何も考えなくても出てくる。しかし、強制発生言語は戦闘員教育高等学校で異なる。生まれ持った発生言語とあとから取得する強制発生言語は同じ言語ではいけないそうだ。学校にいる間は、強制発生言語が主だ。なぜなら、「チート」と「発生言語」でその人を縛る。言語をを奪われ、消されたら自分自身に大きな損害が出る。だから、学校では強制発生言語を習う。俺の発生言語は「イタリア語」らしいが、入学試験を受ける学校の強制発生言語はドイツ語だ。多少の語学力がなければ落ちると脅された。とゆうわけで、師匠は俺にこの机に大量にのっている参考書、資料を暗記しろと言っているのだ。全国にある戦闘員教育高等学校の強制発生言語は「ドイツ語」、「イタリア語」、「ロシア語」、「日本語」、「中国語」、「韓国語」、「英語」などある。1万人以上の学生が受けるのだ、強制発生言語も多くあってもおかしくは無い。俺は、考えながら机に向かった。
どれくらい時間がたっだろうか、外も暗くなる頃、師匠は俺を呼んだ。すると、気難しい顔で「お前は、武器は何にする」と聞いてきたのだ。
「武器ですか?」
「ああ」
武器かぁ、考えたこともなかった。そもそも素手で戦うものだと思っていた。それより、武器って役に立つのか?
「たつぞ」
「え!?今声出てました?」
「いいや、顔に書いてあった」
「ほんとですか!?でも、たしかに役に立つんですか?」
「ああ、さっきも言ったが役に立つ。だが、正確に言えば学校から支給されたものや戦士の師匠から貰うやつだけだ」
「なるほど」
「ちなみに、わしは刀と弓だ」
俺は少し考えた後に、妖刀と二丁拳銃でお願いしますと真っ直ぐな目でお願いした。とくに、想い入れがある訳でも無いが昔見たヒーロー漫画がこのふたつを武器にしていたのだ。
時が経ち俺は師匠の母校、春丘高校を無事合格して今日入学することになった。ここは、全国でも珍しい学校だ。募集人数があまりにも少なすぎるのだ一学年60名。普通科30名体育系30名。ベビーブームが到来して、子供の数は一気に上がったにもかかわらず、この学校は定員を増やそうとはしない。いいや、きっと、全国にある【体育系】の学校は昔ながらの人数だろう。色々考えていると、警報が鳴り響いた。
「ただいま、南東、
慌ただしくみんな、避難誘導に従って避難をする。正直に言おう、俺は避難誘導から外れ迷子になりました。
「ここどこだよ」
周りを見ても、コンクリート塀だらけ。薄暗く、明かりがついてるだけだ。どこを回っても、どこに行っても、空いてるところはなく、強行突破しようとしても固くて壊れない。
「まじかよ。武器もないし、どうすればいいんだよ。」
「Esserが学校内に出現しました。避難してない方は直ちに避難してください」
いやいや、え、俺死ぬの、まじなの、逃げろってどこに行けば良いんだよ。どこもねーだろ。ドア空いてねーし。なんで俺ここに通おうと思ったんだっけ?パニックになり自分の意思さえも見失ってた。
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