放課後、部室にて
大体の授業が終わり、部活動に勤しむ一部を除いて無所属の生徒達が帰宅する時間。
鈴鐘鞄は投稿時よりは機嫌良く裏生徒会室に荷物を持って向かっていた。
最も裏生徒会室どころか裏生徒会なんてものもこの学校には無いのだが。
鈴鐘鞄にとって大恩のあるオカルト部部長が裏生徒会を僭称しているので、鈴鐘鞄も部長に合わせて裏生徒会と呼んでるだけ、つまりはオカルト部の部室に向かっていた。
歩いていく内に二階の図書室の隣、廊下の一番端にあるオカルト部の部室に辿り着いた。
がらがらがらっと音を立てながら部室の扉を開けて部屋に入り込む。
「くーっくっく!…くくくく…くくく………くーっくっくっげっほごほ!…ふぅ…くく………いや反応しろよ!」
妙なポーズを取りながらアニメか小説でしかしない様な女性…と言うよりも女児と呼ぶべき染めた様な違和感の無い稲穂色の髪の幼女。眉も同じ色な事から地毛の可能性も高いだろう彼女は
「…あー…っす…はい…」
「いや、はいじゃ無くてな…ノリ悪いな全く」
何処か適当に返事をして話を流す鈴鐘鞄とぶつぶつと小声で文句を言い続ける九木葉稲荷…これが大体いつものオカルト部の日常だった。
犬?との付き合い方/裏生徒会の事件簿 南瓜の王冠 @pumpkinthecrown
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