第21話 続・隠れ過ぎた隠れ宿
相変わらず色々足りていない(配慮・常識・知識・髪の毛など)E会長の経営する隠れ宿の続報。
相変わらず新規の予約は入らず。なりふり構わず値下げのキャンペーン打ったのにね。
で、そのキャンペーンも期間が終わり、どうなったかとHPを覗いてみると、月が変わってもトップページが更新されていない。まだ「8月中のご予約で」なんて言葉が出ている。
「ダセェ」
ってラノベ主人公なら言っているね。
「恥も外聞もないな」
って私の作品群に出ている人なら言っているね。
いつになったら更新されるのか。たまに見ていましたら、今日更新されているのに気付きました。
更新履歴を見ると、どうやら昨日更新したらしい。
9月になって一週間だぞ。
それはまあ良いとして、もっと驚くことが起きている。
それが、新しいキャンペーンの実施。
もうキャンペーンのネーミングも適当でここに書くのはあまりに恥ずかしいので割愛。
問題はそのキャンペーン期間。
2025年6月30日まで、となっている。
「ああ、これは7月になったら『オープン1周年記念キャンペーン』やるな」
と、猿でも予測できるわけです。
「え? それって大丈夫なの?」
と、賢明な読者ならお思いでしょう。
そう、景品表示法にある不当な二重価格表示にあたるのではないか。
二重価格表示とは
「通常価格100円のところ25%OFFの75円」
という風に、実売価格と、それ以外の価格を表示させる方法です。
当然ながら、ここで嘘の情報を用いてはいけません。
この二重価格表示で一番有名な不正事件といえば、2013年のプロ野球楽天日本一記念セールでしょう。私の読者の年齢層ならば記憶に新しい人も多いのではないかな。
でも、あれってもう10年前なのね。
ああ、共に老いてしまったことを嘆きましょう。
それはまあ、ともかくです。
ここで私が取るべき行動は、E会長に連絡して「不当な二重価格表示と判断される可能性がある」と伝えることなのかも。
でも、そんなことしないよね。
代わりに消費者庁に報告しておきました。
客が来ない宿。空き家よりもタチが悪いぞ。
各種補助金申請の際の事業計画等の書類を見てみたい。
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