第10話 島ではカマスで家が買える

 短いですが、ちょっとこれまでとテイストの違う話題を。

 もうシーズン終了しましたが、島内の某漁港では泣く子も黙るお高い魚、赤カマスが大量に釣れます。

 あまりカマスが高い、という印象はないかも知れませんが、キロ単価による漁協買取価格はクエの値段とあまり変わりません。

 脂ものる二月から三月に獲れた「釣り物」はキロ3千円。

 その二ヶ月で、漁港内の道路脇からせっせと釣って稼いだ金額3百万、なんて人も居たようで。

 もうね、二ヶ月釣れば島の古民家(といえば聞こえがいいが、古い空き家)だって買えちゃうわけですよ。

 私もカマスは随分釣りました。

 が、一匹も売っていません。

 自分で食べるか、人にあげるか、だけ。釣りは趣味だもの。売っちゃいかん。そして、食べきれないと判断したらリリース。繰り返し言う。趣味だもの。


 カマスに限らず、他の魚も、こちらのものは美味しいです。

 もし島に来られたら、その時のお魚で接待いたしますよ(安請け合い)。

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