お肉が高いなら昆虫を食べればいいじゃない!(その2)

 どうも、熊ノ翁です。

 ちと間が空きましたが「お肉が高いなら昆虫を食べればいいじゃない!」第二回、やっていきます!

 初回である前回は「ゴキって食えるらしいよ!」とブチかまして盛大に引かれたわけですが、今回は大丈夫です!

 やはり、どれだけ高たんぱくでグラムあたりのカロリーが高く、食材として見た時に優れていたとしても食品である以上、イメージという物は大切ですよね!

 前回、昆虫食としてゴキブリを紹介してしまった熊は、その点をうっかり忘れていました!

 これは食品を紹介するコーナーなのです!


 いくら円安と増税でスーパーのお肉の値段が上がっているからと言って「お肉が高ければゴキブリを食べれば良いじゃない!」等と勧める事は、それこそ断頭台の露と消えたマリー・アントワネットと同じ目に遭わされても仕方の無い行為でしたね!


 でも大丈夫!

 もう熊は、そのような過ちは犯しません!

 今回はちゃんと、日本人にとって親しみがあり、社会的なイメージも良く、食品にふさわしい、そんな昆虫をご紹介いたします!

 

 甲冑を思わせる逞しいボディに、ひときわ目立つ角カブト!

 チミっ子達の憧れの的にして、昆虫界のカリスマ!

 そうです、ご存じカブトムシ!

 皆さん、カブトムシ食いましょう!


 嗚呼、やめてッッ!

 熊に昆虫ゼリーを投げつけるのはやめて下さい!

 毛に絡まってベトベトするの!


 で、では、気を取り直して始めます!

 ええと、まずこのカブトムシについてなんですが。

 およそ日本に住んでてこの昆虫の事を知らない人はいないかと思いますが、一応ざっくり紹介します。

 

 カブトムシ。

 硬い茶褐色の外殻を持ち、頭部には名前の如くカブトさながらの角を持つ力強いフォルムの昆虫である。

 その外観通り力も強く、主食とする樹液をめぐって他の虫たちと奪い合いになる際にも競り勝つことが多い。

 大きさは大体3㎝から5㎝で、これは日本に生息する甲虫の中ではヤンバルテナガコガネと並び最大級。

 幼虫は白いイモムシ型をしていて、腐葉土や朽ち木を食べて成長し、成虫になるまでは基本的に外で活動はしない。


 とまあ、ざっくりこんな感じですか。

 よく夏休みとかに子供がとっ捕まえに林に突撃して、蚊に刺されまくって帰ってくるというのは、最早お約束ですね。

 成虫、幼虫、共に食用となるようで、タイや東南アジア、ラテンアメリカの一部では食品として流通しているようです。

 調理方法は、まあやっぱり揚げる事が多いみたいです。

 日本でも、実はカブトムシを提供するお店が桜木町にありまして。

 食レポを見てみた所、そちらでも成虫のカブトムシをフライにして提供しているようです。

 カブトムシを店のメニューに取り入れるとか、気合の入った飲食店もあったものですね。

 正直ちょっと行ってみたい……


 あと、Amazonでも一袋1000円程度でカブトムシのドライスナックが販売されているそうで。

TAKEOというメーカーさんから「国内正規品 そのまま食べれる昆虫食 カブトムシ」という商品名で売られているようです。

 栄養素は、やはり昆虫なだけあって高タンパクで、100gあたりタンパク質は66.6g、脂質は11.6gとなります。

 牛肩ロースが100gあたりのタンパク質が17.8gで脂質が20.8gなので、カブトムシは高タンパク低脂質な食材なようですね。


 いやあ素晴らしい!

 栄養素的にも光るものがありますし、Gと違って社会的イメージも良く、チミっ子達にも大人気ときたら、こりゃあもうカブトムシ食べるっきゃありませんね!

 偏食気味で好き嫌いの激しいお子様だって、晩御飯が大好きなカブトムシだったらさぞかし喜ぶことでしょう!

 きっと未来のご家庭では、カブトムシの盛り付けられた大皿を家族で囲む、そんな暖かな食事風景が一般的となっているに違いありません!

 

 では、未来のメインディッシュたるカブトムシのお味は、一体どのような物なのでしょうか!

 どんな具合でおいしいのか、やっぱり気になりますよね!

 実際にカブトムシを食べてみた皆さんのコメントを見てみましょう!

 人気者のカブトムシなわけですから、さぞかし味の方も……


「土臭い」


「墨汁みたい」


「卵の殻食べてる感じ」


「土食ってる気がする」



 ええと、その、なんだ。

 正直すまんかった。


 つ、次こそは!

 次こそはきっと、満足いただける昆虫食をご紹介しますッッ!



お肉が高いなら昆虫を食べればいいじゃない!(その2)……END

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