第2話 ウクライナ戦争(1)

 この前、モスクワで痛ましいテロが発生しました。

 このテロを、ロシアのプーチン大統領が荒唐無稽にもウクライナ陰謀説を唱えようとしましたが、それに関して某検索サイトに、ウクライナ戦争にまつわる話も盛り込んで投稿したコメントを転載します。



ロシア国内の民族差別は深刻です。

シベリア系原住民やイスラム系は劣等国民扱いされ、真っ先にウクライナへ送られています。

ロシアの看板を背負わされて血反吐を吐かされている劣等国民の姿を、上級国民のスラブ系は、画面越しにスポーツを見ているかのように眺めて普段の生活を満喫したり、戦場の後方から見遣って逃げようとする劣等国民に銃を突き付け、あたかも狩りをするように撃ち殺したり、劣等国民の手柄を奪って表彰されたりしています。

予備兵力まで動員して攻勢をかけているのに、アウディーイウカを陥落させただけで精一杯。思うように侵攻が進んでおらず、追加動員が必要というところにまで追い詰められています。

ただ、劣等国民もあらかた動員を済ませてしまったため、追加のためには上級国民からも徴発するしかありません。

ただ、劣等国民にやったような高圧的な徴集をする訳にはいかないから、スラブ系には自発的に参加してもらう必要があります。

そのためにプーチンが取った手段が、かつてのアメリカが取った「リメンバーパールハーバー」。不当な侵害を受けたことで愛国心を掻き立て、進んで戦場へと向かってもらうことです。今回のテロをウクライナの陰謀ということにして、ウクライナへ対する国民の怒りを高めてスラブ系には進んで戦場へ行ってもらおうとしたのでしょう。

ですが、ウクライナには、敵の首都モスクワで大規模なテロを計画実行できるだけの人員も時間も余裕もないのは明白。ISの犯行声明と証拠映像の公開もあって、完全にプーチンの目論みは破綻しました。逆にイメージを悪くしています。

もはや、こんな姑息なことをせざるを得ないくらいに、プーチンロシアは追い詰められていると見ていいでしょう。

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