20240225~20240226

2月25日(日)

本日は、夜勤。


青春ものというジャンルの小説を書いていた時期がある。

カクヨムで公開している「吠えよ剣」は、高校生の剣道青春小説だ。

歳を取るにつれて様々な経験や知識が増えて、味わい深い小説が書けるようになる。

(文章力の問題は別として)

しかし、それに対して青春ものというのがだんだんと書けなくなっていく。

なぜかといえば、それは過去だからだ。

経験したことと想像を織り交ぜていくことで小説は完成する。

そして、読者にあたかもそれを経験したかのように体感させる。

ただ、青春ものとなると、いまの中学生や高校生の実態を知らなければ書けなかったりするのだ。

私が学生の頃は、当たり前だけれどもスマートフォンはなかった。

しかし、今の学生たちは当たり前のようにスマートフォンを持ち、連絡を取り合っている。

下駄箱にラブレター?

ありえない。

今どきは、メッセージアプリとかで繋がっているし。

と、なってしまうわけですよ。

ただ、昔を懐かしむ小説は書ける。ポケベルを使って連絡とか(年代がわかるな、こりゃ)。特定の時期に青春を送ってきた人たちに向けた青春小説なら書けるのだ。


とか、考えながら明け方を迎えるのだった。



2月26日(月)

本日は、夜勤明け。


睡眠不足のおじさんは、きょうも仕事帰りに2時間程度のウォーキング。

秋葉原を通るのだけれども、秋葉原は何年か単位で街が様変わりしていく。

ちょうどニュースで肉の万世が閉店するってやっていたけれど。

私の知る秋葉原は、電気街だったし、バスケットのできる大きな広場があった。

それがAKBブームやメイドブームによって様変わりして、電気街というイメージは無くなっていった。

いまの秋葉原は何だろう。どこか混沌とした街を思わせる。

電気街としての姿は過去のものであるのだが、かろうじて残っている家電量販店などには多くの外国人が押し寄せている。

またオタク文化の街としての姿もまだ色褪せてはいない。

平日でも、メイド喫茶(コンカフェ?)の呼び込み(東京都迷惑防止条例があるから、あからさまな呼び込みのようなことはできない)のコスプレ嬢が立っていたり、いにしえのオタク(年齢は40代~50代くらい?)たちが、いまだにネルシャツにブルージーンズといったファッションで、大きなリュックサックなどを背負っていたりする姿も見る。

そして、彼らはどうして人を避けるのが下手なのだろうと、いつも思う。

ぶつかりそうになった時、相手の体重移動を見て、右に良ければいいか、左に良ければいいかといった判断が咄嗟にできないのだ。そのせいで、お互いが同じ方向に動こうとして「あっ、あっ、あっ」となる姿をよく見かける。


と、まあ平日の昼過ぎに夜勤明けで秋葉原を通り抜けながら、人の動きを観察したりしているわけです。

秋葉原を舞台にした小説も書いてみたいなと思う一方で、あの独自のオタク文化に入りこめていないので、ディープな秋葉原はわかないやと思うおじさんであった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る