第10話 痛みを誤魔化す

 小説教室は、無事に審査を通過して6回の講義に出席しました。

 参加した折に、卒業制作という名目で2万文字の短編小説を執筆し、電子書籍で出版するという企画がありました。


 それが現在はWEBで続編を書いている「幻星の想叶者」という小説です。諸事情により、無料公開に踏み切り、現在は版権などは全て私にあります。

 この作品は、当時担当編集を勤めてくださった講師の先生とU先生と友人からはとても好評なのですが、残念ながらWEB小説ではあまり反応がありません!

 ここで「書籍として本屋に並んでいます!」とご報告出来たら、他の患者さんの励みになれたかもしれませんね(笑)


 世界設定を考えたり登場人物の事を考えるのが好きなので、その後も短編小説や、長編の異世界ファンタジーなどを書き続けています。



 さて、この線維筋痛症の痛みに対して「気のせい」は、暴言に等しいと思っています。

 しかし、これは実体験した人が自分で思うのは自由です。


 特に、一瞬でも何かに没頭して痛みを忘れていられたという体験をした人は、「気のせいかもって思うようにしてみる」という発想の転換はとても大事だと思います。

 痛みに囚われ過ぎると自分を誤魔化す、というのができなくなります。

 なので、夢中になれる何かや、頑張りたい目標があるということはとても大事なことです。

 そういう意味では、推し活などもメンタルのコントロールになるので、ライブに行きたいからリハビリを頑張るというのは特に良いことだと思っています。


 もちろん、痛みがなくなることが一番望ましいです。

 ですが、これは色々な要因があったり、まだ不明なことも多いので中々上手くいかないです。なので、この状況をいかに楽しんで乗り越えるか、ということにシフトしていきました。


 歩けないならゲームをする、肩が痛かったら歌を歌う、とにかく楽しいと思えることをやってみるというのはとても大事だと思います。


 今は左手や肩に痛みがあるのですが、それまでできていた裁縫ができなくなったので、今はかぎ針編みに挑戦しているところです。

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