弱者復活編

非科学的呪術諸種特殊課

2013年9月28日 14:00 杉並区 某アパート201号室。「せんぱーい。なんかぁ俺らだけぇ仲間外れじゃぁないっすかぁ」そういう後輩の駒崎に「しょうがねぇだろぉ俺たちぁ呼ばれなかったんだからぁ」と言う。使えないと思われたのか俺たちは呼ばれなかった。まぁここにもやべぇモンがいるんだが。鑑識一課の人たちにアパートの周りを囲んでもらった。ここにいるのは俺たち東京都超自然的事象局の非科学的呪術諸種特殊課と信仰四、三課そして生物四課である。一階には生物三課と人物四、三課がスタンバイをしている。外には鑑識四、三課の人たちや医療特殊課などが休憩し、葬式でもあったのかというような光景だった。無線から声が聞こえた「14時10分になったのでお願いします」分かったと二つ返事をして俺を先頭にドアを開け中に入る。こんなにいるのかと思いつつ「お邪魔しまーす」と土足で上がった。またドアがあったが何かがおかしい。後輩が触れようとした手を見て「触るな」とドアを蹴った。瞬間黒虫が飛び交う。黒虫というのは呪いの象徴のようなもので霊感がある奴は見えるらしい。他にも黒玉とかクロとか呼んでるやつもいる。俺はもう一回ドアを蹴った。「ドスゥ」と唸り倒れた。

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