現ぬかし

辺り一面新橋色に輝いたビー玉に埋め尽くされ空さえも新橋色だった。所々にいる白黒の制服は周りのビー玉を赤黒く染めていた。「石蕗さんこれぇ自分らの仕事じゃないな呪物さんじゃぁねえか」そう師匠に問う男は右腿から下がなくなっていた。「確かにぃ胡蝶の夢だもんなぁ」そういいビールを飲む。こんな時にもビールですかと寄主さんは笑った。続けて寄主さんは美羽さんに足は大丈夫かと聞いた。俺は先輩に近寄り大丈夫ですかと聞いた後その胡蝶の夢を聞いた。「胡蝶の夢ぇ私知らない」そういうので久能さんに聞く。「胡蝶の夢っていうのはなぁ」そういい話し始めた。胡蝶の夢。それは呪いでできた夢のような空間である。その空間に入るとはたから見ると植物人間状態になっているが、自分はずっとここで彷徨い続けるそうだ。ここから出る方法は4つある。1つ目はこの空間にある3つの釘を抜くこと。2つ目はその呪いに対して呪い返しをすること。3つ目はこの空間を彷徨っていると呪いの元が出てくる。そいつを倒すこと。4つ目は外から呪いを断ち切ってもらう事だ。

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