カタカタカタ

ダルマは落ちなかった。空中で止まった。「カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ」ダルマが揺れ動く。目の前が赤く染まる。俺血の涙流してんのかと思いながら倒れた。「1」「びぃしゃぁぁあぁ」赤黒い血があたりを埋め尽くした。「手ぇ手ぇがあぁぁあ」と叫ぶ人や「みぃ耳ぃ」と泣く人。血を流しながら失神する人など様々いた。「わだしぃのぉじぃ心臓ぅをあげぇぶぅだがらぁあ、だずげで」そういい善行さんは血で染まった口角を上げ笑顔で息を引き取った。「0」

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