最悪の始まり

では皆さんに状況を説明します。と師匠が言った瞬間吐血して下に土下座の形で倒れた。誰かが、「土下座しろ」という。俺はわけもわからずに立っていた。腹の底から何かが這い上がってくる。「ぐはぁ」土下座の形で俺も倒れた。下には綺麗な赤い血が散らばっていた。「童に対してお前らの頭は下にするのが普通ではなかろうか」そう聞こえた。目だけ前を見る。だるま落としだろうか緑、赤、青、白、黄色、紫、水色、黒、桃色、そしてダルマ。動けない脳に声が入ってきた。「こいつはやばい逃げられる奴は逃げろ。黒瀬、築、蛇腹は足が速いだろ。俺があいつの気をひく。皆さんもどうにかしてください」すると俺の前にいた煙草をくわえた男性がダルマの元に走った。「かんっ」と聞こえ目の前に頭部が転がった。「10」遠くで男女の悲鳴が三回聴こえた「9」「8」「7」気づくと目の前のダルマは黄色、紫、水色、黒、桃色そしてダルマになっていた。「きゃー」発狂が聞こえ耳を塞ぐ。彼女は東京都超自然的事象局の非科学的人物に所属する坂巻さんだ。俺の体は動くようになり逃げるように後ろに下がった。みんなはすでに移動していた。「あがぁ」ふと坂巻さんの体が宙に浮き二階まで上がった。ポタポタと上から水が降ってきた。「あぁ漏らした」そう誰かが呟いてビシャーと血の雨が降る。「6」日暮さんが「ゼロになったらまずいな。みんな死ぬな」と叫ぶ。「かん」と久能さんの前で首が飛んだ。「5」

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