撤収

「いくぞ」と後ろから声をかけられた。見ると無我さんがいた。仁は非科学的事件鑑識四課に所属していた。無我さんがいたのは仁に仕事を見せるためだったらしい。「じゃあまた会おう」と別れを告げ、俺も先輩の元へ向かった。「こっちだよ。ポンコツ君」見ると二人は車に乗っていた。急いで俺も乗る。「もう友達出来たんか~」と師匠はビールを煽る。「は~捕まんないでくださいね」と無免許の俺は言うしかなかった。まだ、先輩は目が赤く腫れていた。俺がそれに気づくとともに「ばか」と俺を縛り上げた。「ちょ何するんすか」俺が声を荒げるとガムテープで口をふさいだ。

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