木崎家猫惨殺事件

書類と古びた紙、巻物を師匠は並べた。「まずは挨拶からさせていただきます。私は石蕗です。で、この子が弟子の岩戸です。そして彼が新人の立花」すると、男はお辞儀をした。男の名前は木崎。一人暮らしのサラリーマンだ。小さい頃から猫が好きで野良猫を保護していくうちにこうなってしまったとのことだ。今は飼い主を探しているそうで「せんせーこの子だったらいいんじゃないですかー」と先輩が頭をなでている。お前に生き物はまだ早いと笑った師匠は続けて言う。すいません。話がずれました。私たちは東京都超自然的事象局にある非科学的生物駆除特殊課です。貴方の猫ちゃんはもう大丈夫です。心が苦しいとは思いますが、警察の方から食べられた猫ちゃんたちの写真を貰いました。なので、まず見てもらってどの生き物なのか調べます。そういい師匠は写真を並べた。目もむけられない光景が広がっている。木崎さんは嗚咽交じりに泣いていた。

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