俺の趣味

小鳥のさえずりが俺を起こす。カチ、カチ、カチ、カチ、カチ、カチ、カチ、カチ、カチ時計の針は9時半を知らせていた。久しぶりに寝ちまったなと下に降りる。「おはようさん」と師匠があくびをする。「今日の仕事は3時ごろからだからそれまでゆっくりしててくれ」そう言いパンを渡してくれた。俺はジャムを塗り、食べて二階に上がった。スマホでにちゃんをあさっていた。「オカ板でも見るか」そうして見ていると「妖怪は本当にいると思うんやが」というスレを見つけた。クリックしてみる。「1 妖怪はいると思うんや。だってワイの家は寺なんやが『日本妖怪大圖譜』を見つけたんや」そう書いてあり写真も添付していた。もう一度クリックしてみる。ミミズが這ったような文字で河童と書いてあり、よく見る絵も描いてあった。これは良いのが見れたと思う。我ながらオカルト、特に妖怪が大好きな俺はよく調べたりしていた。「2 イッチ嘘つき」? どういうことか。全部釣りなのだろうか。分からない。ただインターネットの中に答えがあるのだろう。

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