5-14 カスミ製薬
カスミ製薬は、忍び薬を専門とするネコ忍の霞家が、戦後に創立した企業である。
忍者秘伝の栄養剤を一般向けにアレンジして売り出したオロロミンZが大ヒットしたことで、製薬会社として歩み始めることになる。戦後まもなくの時代には、ヒロポンとオロロミンのどっちが効くかで、きのこたけのこ戦争のようなことをする人もいたとか。ちなみに違法成分は入っていない。
このカスミ製薬は大企業であるが、重役は八鳥村出身の者が多く、ある種の親族経営の会社であった。ただし、里の者なら無条件で入社できるわけではなく、ネコ忍としての修行をし、現代を生きる忍びとして優秀でなければならない。
ちなみに、八鳥村の住民はこの企業の株を大量に保有していて手放す者はいない。
キラキラ忍者ネームを持つその男こそ、カスミ製薬の現社長。きっとその名前には、薬の刃で病を斬るような思いが込められているのだろう。刃に毒薬を塗る忍者的な意味ではないはずだ。
細身でスーツが似合う初老の男だが、その実、脱げば凄い。こんなジジイがいてたまるかと言われそうなほどバッキバキである。
ある日、薬刃が専用の道場で鍛錬に勤しんでいると、飼い猫がトコトコとやってきた。
「むっ。にゃーちゃん、どうした?」
上裸に木刀二刀流というイカれた姿の爺さんが猫ちゃんに問いかける。前述の通り、バッキバキである。しかし、猫ちゃんにとって人間如きがバッキバキでも関係ない。
猫ちゃんはもうひとつ「にゃー」と鳴いたかと思うと、次の瞬間、こう言った。
『眠り猫が目覚める時が来た。丑三つ時に石の鈴。サルとシカが影踏み遊び。雪原に蛙は鳴く』
なんと猫ちゃんがオッサンの声で意味不明なことを言ったではないか!
しかし、薬刃は猫ちゃんが喋ったことには驚かない。獣が喋っているかのようにメッセージを伝えるのもまた忍術のひとつであった。
片眉を上げた薬刃はニヤリと表情を変え、一言「承知した」とだけ言う。余計なことは言わない。言えば暗号の意味がない。
猫ちゃんは「にゃー」と鳴き、トテトテと道場を後にした。
その後ろ姿を見送った薬刃は、頭の中で猫ちゃんが言った暗号を解凍する。
それによれば、5月5日の13時にキララギ駅周辺にある某駅に迎えが来るとのこと。招待されたのは、自分と妻の2名のみ。
その日の予定を全てキャンセルすることに決め、薬刃はワクワクしながら、バッキバキな肉体で再び二刀流の木刀をぶん回すのだった。
というわけで、5月5日。
場所はサバイバーの師匠であるエンラの家。桔梗の実家でもある。本日はここで会合が行なわれるのだ。
薬刃とその妻である
「すぐに参りますので少々お待ちください」と桔梗が席を離れると、薬刃はさっそく先客たちに話しかける。
「君らも呼ばれたのか」
弁護士が答えた。
「そういうジンさんこそ。蓮花さんもお元気そうで」
「ええ、あなたもお変わりなく」
一通り挨拶を済ませると、弁護士は言った。
「内容は少しでも聞いていますか?」
「いや、まったく」
「そうですか。ジンさん、村は見て回りましたか?」
「つい今しがた到着したからそのままここに来た。何かあったのか?」
「それがですね。なんというか、誰も彼も妙に楽しそうなんですよ。あと、みんな若返ったというか」
そう話していると、エンラの妻であるアヤメお婆ちゃんが客人にお茶を出した。
すると、蓮花が目をパチパチとする。
アヤメお婆ちゃんは70代半ばのはずなのに、60代前半程度に見えるのだ。最近の美容法ならそれもあり得ることだが、背筋の伸びや歩き方に至っては30や40代にすら見える。
蓮花自身も60手前で美魔女と言うべき美しさを維持していたが、自分の知らない美容法なら興味があった。
「アヤメさん、随分とその、見た目が若々しくなりましたね」
「ほっほっほ。とっても楽しいことを始めたからねぇ」
その言葉に、客人たちは顔を見合わせた。
しかし、その内容を聞き出そうとはしない。それはこの後の会合で知らされるのだから。
席を離れるアヤメお婆ちゃんの背中を見送り、薬刃が言う。
「うーむ、年甲斐もなくニコチューブでも始めたのか? 忍者チャンネルみたいな」
薬刃はバッキバキな肉体をした社長だが、冗談をよく言う人物だった。
「それだったらさすがに私の耳にも入りそうなものですが。それに、楽しいことを始めた程度では説明がつかないこともありました」
「ほう?」
「たしか、サスケの爺様はもう100近いはずですよね」
「あの人はたしか90だな。サスケさんがどうしたんだ?」
「90ですか。どちらにしても、以前は車いすに乗っていたのに、さっき見たら普通に立って、庭で影飛燕をやっていましたよ」
「あの人は認知症のはずだぞ。冗談だろ?」
「認知症なのは存じています。しかし、私を見るなり昔のように快活に挨拶してきましたよ」
「それって幽霊じゃないか?」
「もうアナタ!」
「はははっ、幽霊か。あの人ならあり得そうですけどね」
縁起でもない冗談を口にした旦那を叱る蓮花に笑いつつ、弁護士は本当にその可能性があるのではないかと思っていた。それほどまでに元気だったのだ。
ちなみに影飛燕はネコ忍の手裏剣技である。アクロバティックな回避行動と共に手裏剣が投げられる。さすがのネコ忍でも90歳の爺さんができる技ではなかった。
「私も村を見て回りましたよ」
すると、それまで黙って聞いていた会計士がしんみりと言った。
「ここに来るたびに村の終焉を想って切ない気持ちになったものですが、どうにも今回はそういった雰囲気を感じられないんです。活気に満ち溢れているといいますかね」
「……眠り猫が目覚める時が来た、か」
「ええ。なにか大きな変化が起こっているのでしょう」
2人の話を聞いた薬刃も、本日語られる内容がどんなものなのか俄然興味が湧いてきた。
そうしていると、ぞろぞろと部屋の中に人が入ってきた。
家主のエンラを筆頭に、コウゲン、里の若い衆である斑鳩水閃、エンラの孫の桔梗。薬刃からすれば、今回の主催はエンラやコウゲンだと考えていた。水閃は桔梗の婚約者なので同席しているのだろうと。
ところが、追加で見覚えのない若い女性が2名入ってきた。客人はみんな一度見た顔は決して忘れない訓練を受けているので、知らない人物である。
片方はほわほわした印象の女性、片方は滅茶苦茶目つきの悪い女性。
こうなると、主催者が誰であるのか一気にわからなくなった。
「久しぶりだな。薬刃、蓮花、
「ええ、お久しぶりです、円羅さん、光玄さん。壮健そうでなによりです」
エンラの挨拶に、薬刃が代表して答えた。
弁護士は木蝉、会計士は風雪だ。
新顔の女性2人が、忍者じゃん、と内心でツッコミをシンクロさせるが、さすがのネコ忍もその心までは読み取れない。
ちなみに、円羅たちは10歳以上年上なので薬刃は敬語である。
「積もる話もあるだろうが、そんなことをさせに招集したわけではない。さっそく本題に入ろうか」
薬刃たちは神妙な顔で頷いた。
「これから話す事柄は他言無用だ。親兄弟子供や孫に至るまで許可なく口外してはならん。この禁を破った場合、我々は粛清を行なう」
その苛烈な言葉に、ほわほわした女性があわあわした。
しかし、ネコ忍な薬刃たちにとって家族であっても他言無用なのは当たり前。いま手掛けている仕事の関係で里と関われないと判断したのなら、そもそもこの場に来ずに断りを入れている。ゆえに答えは最初から是。薬刃たちは黙って深々と頷いた。
「では、まずは紹介しようか。こちらは沙織先生。こちらは
「よ、よろしくお願いします」
「よろしく頼む」
紹介された2人の女性がそれぞれ簡単に挨拶した。片方はふてぶてしい。
「では、新都殿、頼む」
4人はエンラたち年長者ではなく、目つきの悪い女性が説明をすることに内心で驚いた。しかし、訓練されているので表には出さずに視線を向ける。
「紹介に預かった新都、新都算座だ。まずは先に断らせてもらうが、私は身内になる可能性がある者に対しては誰であろうと敬語は使わない。その点、容赦してもらいたい。私は肩書を持っているが、今後、そちらも私に敬語を使う必要はない」
「別に使えばいいじゃん」
新都がキリリと宣言する横で、沙織がボソッと言った。
一方、薬刃たち4人は特に何も感じない。
年下から敬語を使われない程度のことで怒気を表に出すなんて、忍びではない。ましてやこの人物は何らかの肩書を持っていると言う。なら、雇い主や仕事仲間になる可能性だってある。
前置きをした新都は、説明を始める。
「いまから1カ月と少し前、3月28日のことだ。私とこの沙織、そして斑鳩は、この地球とは異なる世界へ行く術を手に入れた」
いきなりぶっ飛んだことを言い始めた新都だったが、薬刃たちには『嘘乙』と笑うことなく、黙って続きを待った。
「まずはその証明として、その世界へ行くと手に入る力の一端を見せよう。エンラたちはもう取ったか?」
「いや、魔法はまだ取っとらん。まずはウインドウや境界超越の魂だ」
「普通の魔法を見るよりも、自分たちが体験した方が早いだろう。おい、仕込み爪を持っとるヤツはいるか」
エンラとコウゲンがそれぞれ言った。
魔法とかウインドウとかよくわからない話を聞かされる薬刃たちだが、仕込み爪と言われて、蓮花が後ろ髪を撫でた。
テーブルの上に戻されたその手には、人差し指と中指に鋭い鈎爪がついていた。
沙織はあわあわし、新都は遠い目をした。
「薬刃、それで自分の手を傷つけてみろ」
シュッシュとティッシュを取りながらエンラが言い、言われた薬刃は妻から鈎爪を受け取って、ほぼノータイムで手の平に3、4cmのひっかき傷をつけた。
エンラから貰ったティッシュの上で手の平を上に向ける薬刃。他の3人も含めて、手の平の上に血が溢れる様子を見ても誰も慌てず、これから何が起こるのだろうと成り行きを見守る。
すると、沙織が向かいの席から少し身を乗り出した。
「しょ、証明のためでも自傷はダメですよ」
そう言いながら、傷がある手の平に手をかざす。
するとどうだろう。柔らかな光が薬刃の手の平を包み込み、その光の中で、たったいま自分でつけた傷が塞がり始めるではないか。
「な、なんと……」
自分の手の平の上で事が起こっている薬刃はもちろん、他の3人も息を呑んだ。
光が消えたあとには、まだ乾いてすらいない血だけが残っていた。
「まさか……サスケの爺様が影飛燕をしていたのも?」
「あの爺さんは影飛燕なんて使ってたのか。歳を考えろっての」
ゴクリとする弁護士の木蝉の言葉に、コウゲンが苦笑いした。
残った血をウェットティッシュで拭きつつ傷口を確認する薬刃や、他3人に新都は言う。
「これが異世界へ行った者が、いくつかの条件をクリアすれば手に入れられる力の一端だ。他にも土に関わる力や水に関わる力などがある」
ハッとして顔を上げた4人の前で、新都は拳サイズの石をテーブルに乗せ、人差し指でぐにゃりと潰してみせた。沙織と違って地味である。
石をテーブルの真ん中に置くと、新都は続ける。
「我々はこの力を自慢するためにあなた方を呼んだわけではない。あなた方にも異世界へ行ってもらい、我々の主に忠誠を誓い、仲間になってもらいたくて呼んだのだ」
「主……」
新都の言葉に、会計士の風雪がエンラやコウゲン、アヤメの顔を見回した。
その瞳の輝きは、役目を終えて村で余生を過ごす老人のものではなかった。遅咲きの青春なんて言葉ではまだ温い、楽しげでアチアチな炎が宿っていた。
「エンラさんたちは……里のみんなは、ついに新たな主を見つけたんですね」
ニヤリと笑う老人たちを見て、風雪は心底羨ましそうな目をした。
「説明を再開しよう」
新都が語る。
それは、まだ7歳の主君と300人の賢者から始まった物語。
1時間と少しあと。
琴式家のお座敷には、ほえーとした新人賢者の姿があった。そして、その前で見せびらかすようにウインドウを操作するジジイたちの姿もあった。
「ちょっとちょっとちょっと、エンラさん! もっと早く誘ってくださいよ! ゴールデンウィークはずっと暇してたんですよ!?」
一番に正気に戻った薬刃は、エンラのドヤ顔に構わずに言った。他の3人も激しく同意。
「いや、もうちょっと早く呼びたかったんだが、同盟を結んだ都市に賊が押し寄せてきてな。これの討伐で忙しかったんだよ」
「ぞ、賊の討伐!?」
キャッキャキャッキャ!
ジジイだけどキッズである。
まあ落ち着け、とコウゲンが落ち着かせる。
「お前らも自分が誘われた理由はなんとなく察しがつくと思う」
薬刃はスッと冷静になり、浮かせた腰を据えた。
「ええ。女神様ショップで異世界の品を持ち帰り、カスミ製薬に解析を任せるということですね?」
「薬刃と蓮花はそうだな。木蝉はこれから起こるであろうトラブルを想定して、対処のプランを立ててくれ。ネコはいくらでも動かしていいぞ。風雪は賢者たちの財務管理を任せたい。ヤツらは大金を持ったことがない者ばかりだ。税金周りのことなんて何もできんだろう」
木蝉と風雪は、頷き、さっそく考え始める。
ちなみに、ネコ忍たちは自らをネコと言う。相手を見てネコ忍という場合もあるが。
「カスミ製薬を使うのはいいのですが、持ち帰った物は異世界特有の病原菌などを保有していませんか?」
「それも含めて調べてほしい。すでに物をいくつか持ち帰っている賢者もいるが、少なくとも病気を発症したという報告はない。ただ、これは魔力を持っているからかもしれん」
しばらくそんな話し合いが続き、サバイバーから借りたタッチパッドで『図鑑:植物』やネコ太から貰ったメモを見ていた薬刃が顔を上げた。
「新都殿。カスミ製薬からは最強女神教団にひとまず最低でも20億円を喜捨しよう」
「了解した。感謝する」
「もっと驚きなさいよ。20億よ?」
提示された喜捨金にニーテストがクールにお礼を言うと、半眼のネコ太が肘で突いた。
「沙織先生、あくまでもひとまずだ。あまり期待させることは言いたくないが、研究結果によっては、次回以降は何十倍にもなると思ってくれていい」
「おー」
とはいえ、ネコ太も革命的な新薬ができた時の儲けは理解していた。
そのタネの独占研究ができるのなら20億は滅茶苦茶安いし、百倍になっても安いだろう。反面、何の成分も検出できない可能性もある。なにせ世界の壁を渡っているため、病原菌と一緒に薬効が無くなっているかもしれないのだ。
最低20億というのは、もしも成果がなかった時に会社ではなく薬刃の資産から払える金額だった。
「それで喜捨の条件は?」
「まず、3カ月間は他の製薬会社に品が渡らないようにしてほしい。もし渡すようなら、私に品を選ばせてくれ。この期間の延長は要相談ということにしてほしい」
「もしかしたら八菱の会長の病を治すかもしれない。そこで販路を開拓する可能性がある」
「八菱……カザマさんか。それはこちらで話を調整しておく。あとは喜捨金の中に薬草の買い取り額を含ませた方が良いと考えたが、大丈夫か?」
「ああ、それで大丈夫だ。そちらだって出所不明の素材の受領書なんて書けないだろう?」
ニーテストの言葉に、薬刃や風雪は苦笑いした。
ニーテストが続けて言う。
「しかし、喜捨といっても、株主総会もあるし、すぐではないはずだ」
「ああ。すぐに喜捨すると株主総会で最強女神教団の名を一般人が知ることになる。多額の喜捨を受けるような宗教団体だと世の中に公表するのは、異世界の品から何かしらの発見があってからの方がいいだろう。それを踏まえて先ほど3か月と言った」
「わかった。まあどうにかなるだろう」
そう、株主総会があるので、出所を説明できない素材や正体不明の宗教団体に対して多額の金を動かせないのだ。
「あと、最強女神教団の名で動画サイトなどを作ったということだが、動画の仕様はどうなっているんだ?」
「我々がパトラシアで活動した全ての時間が過去動画として保管されている。この状態では編集はできない。この過去動画は、お仕事ポイントを使用することで地球のパソコンに取り込むことができる。この状態になると動画の編集が可能になる」
「そうか。であるなら、カスミ製薬という文言は一切出さないでくれ。あと可能なら異世界の物を持ち帰えられるということも。おそらく誰もがCG作品だと考えるだろうが、教団から回復の奇跡を受けた者はCGだとは思わないだろう」
そういった細かな決め事を続け、最後に薬刃が言った。
「この約束に証文は残さないが、決して違えないので安心してほしい。もちろん、実際に喜捨した時には証明書を貰うことになるが」
「ネコ忍を見ていればそのあたりの心配はしていない。里のみんなで血判状を書くような連中だ」
「血判状なんて残したんですか?」
木蝉がギョッとした顔で言った。
それにはエンラが笑って説明した。
「ああ。なにせ里のもん全員だったからな。半紙に書かせて、水閃が水の魔法で女神様にお届けした」
サバイバーはその場で小さな水の球を出し、コップの中に入れてみせた。まあ、女神に届いたかは女神のみ知ることだが。
日本でも魔法を使うサバイバーを、新人賢者たちは羨ましそうに目を煌めかせた。
「一応、こちらは異世界の品を人の手に渡らないように言い含めてあるが、いま一度、注意しておこう」
「よろしく頼む。それと賢者の中で暮らしに困っている者がいるのなら、いくらか居住のあてがあるから世話をしよう」
「それは助かるよ。この村でもそろそろ賢者の受け入れを始めるので、そのあたりのことも詰めておこう」
ニーテストはテキパキと決め、その隣でネコ太は桔梗と一緒にウインドウでミニャの様子を見てニコニコしていた。マイペースである。
次の更新予定
2025年1月10日 19:00
ミニャのオモチャ箱 ~ネコミミ少女交流記~ 生咲日月 @pisyago-n
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