編み物

 はあ。アニメ化されたい?

 いやー。

 アニメってサーティーンちゃんねらーが観る物でしょう?

 敵に餌をやってどうするんですか。

 はあ。

 あなたも常連でしたか。それは失礼。

 はあ。

 あー。

 あのゴミみたいなクソスレの山から、どうやって目当てのスレ見つけるんだろう。

 素朴な疑問。


 +


 あー。

 はあ。

 えー。

 あー。

 うーん。

 はあ。

 えー。

 はあ。

 そうですか。

 いやー。

 あー。

 ふーん。

 あー。

 えー。

 うーん。

 いやー。

 うーん。

 そうですか。

 あのー。

 いえ。

 別に。

 はあ。

 あー。

 なるほど。

 異世界でTVを作れば大儲けか。

 違うんですよね。

 儲ける儲けないでなくて「社長」になることが和了りなんですよ。

 あーあ。

 ああいう、どうでもいい和気藹々ものね。

 あれはモンスター退治会社の社長なんです。

 うん。

 殺伐としていないのはあり得ない。

 ヨーロッパの貴族というのは軍人です。

 対侵略軍会社の社長なんです。

 いやー。

 そりゃ贄沢しないとやってられませんね。

 マスケット銃の普及でリストラされましたけど。

 そうなんです。社長もリストラなんです。

 お貴族様になっちゃうと。


 +


 あー。TVか。

 日本の芸能はこのレベルなんでしょうね。

 しょうもない。

 あーあ。

 要りませんよ。こんな話芸。

 これガヤが必死に盛り上げてるだけでしょう。

 真のタレントはガヤです。頭が下がるなあ。

 はー。

 なるほど。

 やっぱりガヤが偉いと認識してるようですね。

 ひな壇芸人。

 これはガヤの仕事を横取りしてるんです。

「な、何だってー!」とか。

「その手があったか!」とか。

 美しいですね。

 日本に産まれて良かった。


 +


 月影という名前の由来?

 はあ。

 たまたま新月だったそうです。

 父さんが何故かはっちゃけて。

 はい。

 その程度の由来です。

 雪之宮月影でした。


 +


 あー。

 大儲けをしたいならタイムマシンと決まってるんですよ。

 あー。

 いやー。

 もうネタはないですけどね。

 そうですねえ。タイムマシンでか。

 はあ。

 あー。

 いやー。

 あれー?

 いえ、何でも。

 はあ。

 うーん。

 いやー。

 あー。

 うーん。

 いえ。

 あー。

 うーん。

 はあ。

 その。

 いや。

 あの。

 うーん。

 あー。

 うーん。

 はあ。

 あー。

 いえ。

 あー。

 その。

 そうですか。

 あー。

 チート知識ですか。

 はあ。

 うーん。

 はあ。

 知識ってあっという間に広まるんですけどね。

 はい。コピーされるんです。

 知識も。技術も。

 高レベルパーティーにはマネ●ネが天敵でしょう?

 そう。

 人は「真似る」生き物なんです。

 お前のチート知識なんて、あっという間に搾り取られます。

 終わり。

 ノウハウって盗まれるんです。

 ブラックボックス化しないと。

 うん。

 分からないのか。

 はー。

 うーん。

 お前も他のわなびの書いた作品を研究してるでしょう?

 それが「盗む」ってことです。

 お前が第1人者になったら、今度は「盗まれる」んです。

 あー。どうして分からないの?

 ゲーム脳なんだろうなあ。

 努力が報われるだなんて。

 いやー。レースなんですよ。

 お前が一生懸命走ってる間、他の馬も走ってるんです。

 あーあ。


 +


 そうですね。

 子供に「努力は報われない」なんて説く親や教師は嫌ですね。

 あーあ。

 本当に努力しなくなっても困りますし。

 自力で気付くしかないのか。

 うーん。

 あー。

 いやー。

 ここまで言ってもピンと来ないの?

 本当にな。

 何なんでしょう。

 あー。

 いやー。

 面白いな。お前みたいな珍獣。

 どうして生きてるの?

 いやー。

 不思議。

 何でだ。

 はあ。


 +


 えー。

 はあ。

 ふーん。

 ほう。

 はあ。

 へえ。

 ふーん。

 そうですか。

 はあ。

 へえ。

 いやー。

 うーん。

 あー。

 あのさあ。

 いやー。

 うーん。

 えーと。

 はあ。

 えー?

 何で。

 いや。

 あの。

 えー。

 その。

 あのですね。

 いや。

 うわ。

 げ。

 ぐえ。

 キモ!

 うえ。

 何やて。

 何なの。

 何が起きてるの。

 やめてよ。

 うわ。

 あー。

 嫌。

 げ。

 ぐげ。

 ごえ。

 ふげ。

 ひええ。

 うわ。

 何でよ。

 あー。

 うわ。

 うーん。

 あー。

 えー。

 うーん。

 あー。

 へー。

 ふーん。

 なるほど。

 こう読むのですね?

 悪役令嬢が正義の時代が来ると。

 庶民なんか粛清。

 王家にも反逆。

 隣国は併呑。

 異民族はプランテーション。

 あのさ。

 この力作。

 これエンタメとは言わない。

 グロ小説です。

 どう見ても死んでった人たちの方が正義ではないですか。

 やばいよ。栄耀栄華。

 栄耀栄華の対義語って共存共栄なんだよ。


 +


 あー。

 レースでは60番くらいに入れればいいんです。

 1万人くらいで。

 上位0.6%。優秀です。

 自信を付けたら普通の仕事に就けばいいんです。

 私は頑張り屋だって。

 何の意味がって?

 あー。

 上司を小馬鹿に出来るようになります。

 内心で。

 心が折られない。

 そのために学校の勉強はあるんです。

 私は優秀なはずだって。

 会社の方がおかしいんだって。


 +


 あー。

 はあ。

 1流と思われたい?

 はあ。

 たかが学校の勉強も出来なかった癖に?

 痛っ。

 おい。そこに直れ。

 おら! おら! おら!

 ったく。

 あー。

 ふーん。

 どうしようもないな。

 いやー。コンプレックスか。

 あー。

 いや。

 私たちは「あの」会長ですら死ぬって知っちゃったし。

 老いるくらい何だよ。

 苦しんで死ぬのは嫌だ。

 だったら、じわじわ死ぬしかない。


 +


 あー。

 何ですと。

 いやー。

 はあ。

 へえ。

 ちっとも伸びないですか。

 いや、それ普通。

 何万作品あると思ってるんですか。

 見つかりませんよ。

 あー。

 ふーん。

 困ったな。

 あー。

 何ででしょうね。

 いや、別に。

 だから、「努力が報われる」というのは嘘です。

 下っ端労働者向けのね。

 世界は「運」なんです。

 運が悪ければ何をやっても駄目です。

 無駄なんです。

 あー。

 こういう境地にいないのか。

 ふーん。

 遅れを取り戻したいか。

 あー。

 レールの上を行く人生だ。

 どうしようもない。

 あーあ。

 あー。

 悪役令嬢か。

 はあ。

 実はいい人ネタでツブヤイターが溢れ返ってた。

 あー。

 わなびたちは絵師に潰されるのかな。

 うーん。

 こんなサイクル研究しても。

 あー。

 どうしような。

 これな。

 上手く書けてるけど。

 映像化したらどうなると思うんですか。

 何の見せ場もない。

 しょうもないな。

 抽象的で。

 あー。

 いやー。

 うーん。

 はー。

 いやー。

 分かるけどね。

 やっぱりツブヤイターだなあ。

 合法嘘松ですよ。

 お前がこんな美形なわけないでしょう。

 あー。

 嘘松です。

 本質は。

 いやー。

 小説って嘘ですけどね。そりゃ。

 はあ。

 あー。

 うーん。

 何なんだか。

 あー。

 疲れる。

 うーん。

 あー。

 いやー。

 ケチつける方も疲れるんですよ。

 あー。

 うーん。

 あー。

 いやー。

 あー。

 うん。

 はあ。

 えー。

 どうしろと。

 あー。

 んー。

 えー。

 いや。

 あの。

 はあ。

 ふーん。

 へえ。

 あー。

 そうですか。

 あのー。

 えー。

 はあ。

 ほう。

 だから?

 はあ。

 ふーん。

 あー。

 へー。

 トークが上手い奴って不細工なんですよね。

 クラスで居場所がなかったから。


 +


 あのね。

 芸能人なんですか。コイツら。

 いやー。

 こんな奴らのプライベート。

 見せられてもしょうがないんですけど。

 あー。

 嫌だ。

 困る。

 この愛してアピール。

 しょうもない。

 うわ。

 あー。

 うん。

 どうしようもない。

 このキャラに愛着を持ってくださいか。

 だから、だらだら日常を書くのか。

 いや、逆効果なのに。

 時間を使わされてムカつくだけだ。

 あー。

 あちゃー。

 はー。

 いやー。

 どこででも見る。

 うわー。

 典型的失敗パターンだ。

 あのね。

 日常って「伏線」になってないといけないんですよ。

 それすらもご存知ない?

 いやー。

 これはプロ作家の責任かなあ。

 あんな駄文を平気で世に出して。

 駄目なんですよ。底辺作家を参考にしたら。

 と言うか、誰も参考にしちゃ駄目なのに。

 オリジナル。

 完全なオリジナル。

 でないとアウト。

 どうしてこれが分からない。

 影響を受けたりしたら駄目なんですよ。

 あーあ。

 あー。

 何でこうなる。

 うーん。

 あー。

 いやー。

 はあ。

 へえ。

 これな。

 1行でまとめられる。

 はあ。

 いやー。

 うーん。

 へえ。

 はあ。

 これを投稿するの?

 怖くないのか。

 いやー。

 これをサーティーンちゃんねらーの奴らが見たら何を言うか。

 はあ。

 顧客ってのは、ああいう生き物なんですが。

 あれが基準です。分からんのかいな。

 個人ブロガー? あれは売名行為です。

 あわよくば自分が有名人になりたいんです。


 +


 うーん。

 何度も言ってるのにな。

 この世は潰し合いだって。

 走行妨害アリなんですよ。

 潰し合い。

 うーん。

 何で分からんかな。

 あー。

 ふーん。

 いやー。

 ちょっと有坂こあらに連絡取ってみるかな。

 もしもし。

『何か?』

 今小説投稿サイトで何が流行ってるか知ってる?

『さあ』

 そうか。

『何種類もあるでしょう』

 まあね。

 うん。

 電話切った。

 あー。

 小説家か。

 中西に先を越された。

 ウィル能力ネタはもう書けない。

 あー。

 うむ。

 アイツ賢い。うーむ。


 +


 栄耀栄華かあ。

 あのさあ。

 うーん。

 浅ましいなあ。

 この主人公、殺すしかないんですけど。

 エンタメかあ。

 苦戦を書けよ。

 チート無双は最後、戒めのために殺すしかなくなるんだよ。困った。

 どうしてこういうのが分からんかなあ。

 最初が面白い小説って地雷なんだってば。

 失速するの。

 あー。

 絵が可愛い小説なら買ってもいいけど。

 うん。

 あー。

 どうしような。

 あーあ。

 うわー。

 うん。

 あー。

 うん。

 最初が面白い小説って「短編向き」なの。

 引き延ばすと、ぐだぐだ。

 やめておいた方がいいのよね。投稿サイト。

 ここは短編小説の集う場所なの。

 プロを目指すなら無視するのが正解。

 うん。

 あー。

 どうしようね。 

 短編か。

 いやー。

 戦争と平和なんか読まないし。

 あーあ。

 いやー。

 どうしような。

 うーん。

 はあ。

 うーん。

 はあ。

 うーん。

 えーと。

 その。

 これ?

 はあ。

 いやー。

 はあ。

 あー。

 うわ。

 げ。

 やっぱりかよ。

 あのさ。

 あー。

 1話の時点でこのオチ読めるでしょう。

 あのー。

 いや。

 あの。

 はあ。

 いや。

 厳しく言ったところで、どうせ無駄。

 どこまで甘ったれてるんだろう。

 あー。

 いやー。

 うわ。

 あの。

 まじ?

 どうしろと。

 あー。

 うわー。

 げ。

 ぐえ。

 あー。

 うん。

 あの。

 これ。

 いや。

 あのさ。

 えーと。

 何で。

 どうして。

 あのさ。

 これさ。

 あのー。

 えーと。

 いや。

 だから。

 えーと。

 その。

 うわ。

 うげ。

 何これ。

 あのさ。

 意表をつけばいいってものじゃない。

 あのさ。

 えーと。

 あなた、喧嘩の経験は?

 あー。

 うわ。

 これ。

 あのさ。

 敵が無抵抗過ぎる。

 何これ。

 いやー。

 こんな弱い奴いないよ。

 いや。

 だから。

 おかしいと思わないのかな。

 うわ。

 救えない。あなたが。

 何を考えてるの。

 こんな作戦上手く行くわけないでしょう。

 あのね。

 ゲームと違うの。

 敵は「考える」の。

 敵も人間なの。

 人間の敵を書けていない。

 どうしろと。

 あーあ。

 あのさ。

 うーん。

 いやー。

 ええ?

 はあ。

 うーん。

 あー。

 疲れる。

 もう嫌。

 何なの。

 あーあ。


 +


 あーあ。

 どうしましょうね。

 日本舞踊部か。

 アイツら真面目に部活やってたんだろうか。

 いやー。

 いいんだけどさ。

 あーあ。

 うーん。

 はあ。

 まあ、いいや。

 あーあ。

 うん。

 えっと。

 うん。

 あー。

 どうしよう。

 何なんだ。

 まさかとしか。

 いやー。

 駄目だな。

 普段どんな本読んでるんだろう。コイツら。

 あー。

 まあ、プロの書く本もしょうもないけどさ。

 あー。

 バトルを知らないんだな。

 どうしようもない。

 あーあ。会長。

 あの世でハーレムはありなんですか。

 切ない。

 やっぱりあなたは天才だった。

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