第6章 始まりの魔王討伐大作戦
第82話 始まりの魔王討伐大作戦
皇国からの帰り、マッハ3+
「これで、
万年ツッコミ男、エリオット
「大丈夫だよぉ、エリオット氏。ええとね、
「なんか、よくあるスマホゲーみたいですね…」
「もはや『学園』とは…」
「あ、開発途中で学校は必ず建設するから…」
島をどんどん開発して行くと、そこに漂着民などが新たに住人として加わって行く。更に文化レベルが上がると、そこに街が出来、交易が発展し、攻略対象が現れ、共に力を合わせて島を治めて行くのである。
「ええと…
「よくぞ聞いてくれました!」
アリスの勢いに、一同が
「
話を振った
「…あれ、でもお嬢様、そのゲームをやったことがあるっていうことは、錬金術のことも?」
「そうそう!錬金術って面白いんだよぉ。その辺に生えてる草を、こうチョチョッと組み合わせると、初級ポーションとか出来ちゃうんだよぉ☆」
そして、たかがポーションとはいえ、市場では割と良い値段で取引される。錬金術とは、レシピさえ知っていれば、濡れ手で粟の美味しいお仕事なのだ。たとえ初級ダンジョンで産出するアイテムであっても、数と種類を揃えれば、立派な製品になる。なんせこのゲームはルートが山のように存在するのだ。育成とかそういうのに時間を掛けるのではなく、一通りキャラの育て方と稼ぎ方を覚えたら、後は片っ端から美味しいアイテムを錬金して、どんどん攻略キャラを落として行くのが、正しいお作法である。
「…アリス殿。君はブリジットを学園に入れるために、ダンジョンで荒稼ぎをしていたが、もしかしたら、錬金術の方が、稼げたのではないだろうか…」
…はっ!その発想はなかった…ッ!
しばらく立ち直れなかった私が再起動した時には、既にダッシュウッド領は目前だった。
「…で?
先刻休憩がてら運転を交代し、車内に戻って来たフェリックス
「ああ…
魂が抜けたまま、生返事をする。
「魔族の皆さんが、この惑星に入植しようとして、その先遣隊の手先が城の中に入り込んでてね…」
約2年前の、この世界のように。王女とその攻略対象は、力を合わせて黒幕を明かし、魔王を封印するんだけども、魔王は魔王で界渡りの
それにしても、神絵師が進化に進化を重ね、
「フェリーチャ…蝶の羽の痣…」
そう
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