第68話わがまま、はっちー

 今日ははっち―(母)がデイサービスの日なので、私は自宅に帰り、仕事をして今日は自宅に泊る予定だ。

 しかし、さっきから父から何回も電話があり、はっちー、父の言うことを聞かずに、押し入れに入って駄々をこねているとのこと。

 う~ん、最近、私ばかりが介護をしているので、父などの言うことを聞かなくなってきた。それも困るんだよなあ。

 これだと、私がずっと一緒にいなければならなくなる。父には申し訳ないが、私は心を鬼にして、「今日は実家には帰らない」といった。

 父は「いつもすまないなぁ」と言い、ちょっと弱気になっている。

 私もけっこう悩んだが、やっぱり今日は実家には帰らないと決意する。はっちー、ちょっとでも、人に気を遣うことを学ばなければ。

 おっと、これを書いていたら、父から電話があり、はっちー、ちょっと落ち着いてきたとのこと。ふぃ~、ほっとする。

 こういう場合、どうするのが正解なのか、分からないんだなぁ。

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る