第62話アニメ「姫さま、拷問の時間です」

 アマプラでふと見てみた、アニメ「姫さま拷問の時間です」。題名はすごいが、絵がかわいらしいので、たぶん笑えるのだろうと思ってみたのだが、笑えた。

 とある王国の姫、騎士団長をやるほどの猛者。魔王軍との闘いで活躍するが、とあることで、魔王に捕らえられてしまう。

 地下牢でしゃべる聖剣とウジウジしていたら、拷問官が来る。ひどい拷問が繰り広げられるのかと思いきや、姫さまの前には、熱々のバタートーストが。その香りを引き立てようと、拷問官がうちわでトーストを扇いでいる。

 姫さま、たまらず、あっさりと、王国の弱点を自白する。なんだ、この貧弱な拷問。それに姫さまあっさり陥落って、弱すぎるだろう。笑ってしまった。

 拷問が終わると、満腹になるほどトーストを食べさせてもらう。なんだこの拷問官、優しい。

 翌日、また拷問官が今度は屋台ごとタコ焼きを姫の目の前で焼く。姫さま、庶民のタコ焼きを食べたことがない。なので、お祭りとかで、うらやましそうにいつも眺めていた。

 それが、目の前に。姫さま、たまらず、またも王国の極秘情報を話してしまう。そして、たっぷりとタコ焼きを食べる。

 その深夜、今度は熱々のラーメンを姫さまの元へ。これはたまらない。深夜のラーメンなど、我慢できる者がいるだろうか。ここでも姫さまあっさり陥落。

 こうして第一話が平和に終わる。

 なんだこの、異世界もの。ファンタジー要素、皆無な上に、姫さまがただただ美味しいものを食べるだけの拷問。しかも姫さまが自白すると、ご馳走を食べることができる。

 この魔王軍、姫さまにアマアマだ。思わず、笑ってしまう。

 題名はちょっとエグイが誰でも安心して笑えるアニメである。さて、続きを見るかな。

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る